【レビュー】トレイルランナーの新定番!Shokz OpenRun Pro 2

Shokz OpenRun Pro 2

この記事はプロモーション含みます。

トレイルを走っている時、耳元で流れる音楽が、きつい登りの最後の一歩を後押ししてくれる。

そんな経験はありませんか?音楽は最高の相棒ですが、ただ、周りの音が聞こえないと、後ろから走ってくるランナーの存在に気づかなくてびっくりすることも。

普段のランニングにおいてもそうですが、自然の中では、周囲の音を聞き逃さないことは重要です。

この「楽しさ」と「安全」のジレンマは、トレイルランナーなら誰もが一度は感じたことがある悩みではないでしょうか。

この悩みに答えてくれる商品が、Shokzの新しいフラッグシップモデル「OpenRun Pro 2」です。

私自身、これまで数々のイヤホンを試し、旧モデルのShokz製品も愛用してきました。

そんな私がOpenRun Pro 2の実力を、忖度なく徹底的にレビューします。

この記事でわかること
  • OpenRun Pro 2の革新的な技術と特徴
  • トレイルでのリアルな使用感(メリット・デメリット)
  • 前モデルOpenRun Proとの徹底比較
  • デメリットを理解した上で、なぜOpenRun Pro 2が「買い」なのか
アシタカ
アシタカ

OpenRun Pro 2は、安全性と音楽体験を最高レベルで両立させる、全ランナーにとっての理想的な相棒です。

Shokz OpenRun Pro 2 サイドデザイン
Shokz OpenRun Pro 2 サイドデザイン

まず、このイヤホンがどのような製品なのか、基本スペックから見ていきましょう。

基本スペック紹介:一目でわかる進化のポイント

Shokz OpenRun Pro 2 収納
Shokz OpenRun Pro 2 収納
  • 音響技術: Shokz DualPitch™ (骨伝導+空気伝導)
  • 再生時間: 最大12時間
  • 急速充電: 5分で2.5時間再生
  • 充電ポート: USB-C
  • 防水防塵規格: IP55
  • 重量: 30.3g
  • Bluetoothバージョン: 5.3
  • 価格: 定価 27,880円
Shokz OpenRun Pro 2 電源
Shokz OpenRun Pro 2 再生ボタン
Shokz OpenRun Pro 2 音量
Shokz OpenRun Pro 2 電源と音量ボタン
Shokz OpenRun Pro 2 充電口
Shokz OpenRun Pro 2 充電口
Shokz OpenRun Pro 2 重量
Shokz OpenRun Pro 2 重量

なぜ「骨伝導」から「デュアルドライバー」へ:Shokz DualPitch™テクノロジーの核心

これまでの骨伝導イヤホンの最大の課題は、構造上、どうしても低音域の表現が弱いことでした。

クリアな中高音は得意でも、音楽の迫力を支えるベースやドラムの音が物足りなく感じた経験がある方も多かったのではないでしょうか。

OpenRun Pro 2は、その常識を根本から覆しました。

新技術「Shokz DualPitch™」は、従来の骨伝導技術を進化させたハイブリッドシステムです。

具体的には、人の声やシンバルのような繊細な中高音域を骨伝導ドライバーが担当し、課題だった低音域は専用の空気伝導ドライバーが担当するという、役割分担を実現したのです。

これにより、OpenRun Pro 2は単なる「安全なイヤホン」から、「安全で、かつ高音質なイヤホン」へと生まれ変わりました。

アシタカ
アシタカ

純粋な骨伝導イヤホンではなくなったけど、音がよくなってるので問題なし!

では、具体的にOpenRun Pro 2の何がトレイルランナーにとって魅力的なのでしょうか。

5つの特徴に分けて解説します。

① 異次元のサウンド体験:進化した低音とクリアな音質

カナル型(耳栓のようなタイプ)、インナーイヤー型(耳の入り口付近でひっかけるタイプ)の高級イヤフォンと比べれば音質は落ちるかもしれませんが、そこそこよいお値段のこれらイヤホンと同等以上の音質を実現しています。

某サイトの商品のレビューにおいても、「AMモノラルからFMステレオになったかのよう」とも称されていました。

OpenRun Pro 2は、音質がすごくよいのもそうなんですが、骨伝導特有のこめかみの「ブルブル」問題をほぼ解決した点がもっとも特筆すべき点といえます。

振動の大きい低音域を空気伝導ドライバーに任せたことによる恩恵であり、この改良によって音質向上と快適性の両立を見事に実現しています。

アシタカ
アシタカ

以前のモデルでは、耳のプルプルが気になってたんですよね。

② 激しい下りでもブレない:完璧なフィット感と安定性

トレイルのテクニカルな下りでは、体は激しく揺さぶられます。

この体の揺れでイヤホンがズレてしまっては、走りに集中できません。

インナーイヤー型(耳の穴に入れるタイプ)の場合、普段使いには良いのですが、特に、夏場など汗を多くかいてしまった場合、耳の穴に汗が入ってくるので格段にフィット感が落ちてきて、イヤフォンが外れそうになるのが走ってる際に気になるんですよね。

しかし、OpenRun Pro 2は、柔軟性と強度を両立したフレームが頭を優しく、しかし確実にホールドしてくれており、ズレることなく確実なフィット感を達成してくれています。

また、OpenRun Pro 2は、サングラスやキャップと併用しても干渉しにくく、ストレスフリーな装着感です。

Shokz OpenRun Pro 2 着画
Shokz OpenRun Pro 2 着画
Shokz OpenRun Pro 2 着画2
Shokz OpenRun Pro 2 着画2

さらに、頭の小さな方向けに「Mini」サイズが用意されているのも嬉しいポイント。

これにより、より多くのランナーが完璧なフィット感を得られるようになりました。

アシタカ
アシタカ

トレイル走ってる際にイヤフォンが耳から外れて、踏み砕いたことがあります。。。

③ 安全こそ最優先:オープンイヤーがもたらす絶対的な安心感

これはトレイルランナーにとって最大の価値の一つでしょう。

耳を塞がないオープンイヤーデザインにより、音楽を楽しみながらも、周囲の環境音を把握することができます。

後ろから走ってくるランナーの足音、遠くで鳴る熊鈴の音。

これらの重要な音の情報を逃さないことは、トレイルでの安全確保に不可欠です。

カナル型イヤホンのように外界から遮断されるのではなく、常に周囲と繋がっていられる安心感は、何物にも代えがたいものがあります。

もちろん、仲間と会話する際もイヤホンを外す必要はありません。

アシタカ
アシタカ

周囲の状況にはいつも注意!

④ ロングトレイルも怖くない:12時間のロングバッテリーと急速充電

最大12時間のバッテリー持続時間は、週末のロング走でも十分に持つスタミナです。

後半でバッテリー切れを心配する必要はありません。

さらに強力なのが急速充電機能。

わずか5分の充電で2.5時間も再生できます。

これは、ラン前にバッテリーが残りわずかだと気づいても、そっこー充電すれば走り切るための十分な電力を確保できることを意味します。

そして、多くのランナーが待ち望んでいたUSB-Cポートの採用

Shokz OpenRun Pro 2 充電口
Shokz OpenRun Pro 2 充電口

こういった類のガジェットは独自企画の充電ケーブルだったりするのですが、OpenRun Pro 2になって待望のUSB-Cポートに変更されました。

アシタカ
アシタカ

スマホと同じUSB-Cで充電できるのは助かる!

⑤ 汗と雨に負けない:IP55防塵・防水性能

ランニングに汗はつきもの。

突然の雨に降られることも日常茶飯事ですし、たとえ雨の中でも走るようなシリアスランナーにとっては必須の防水機能。

OpenRun Pro 2は、IP55等級の防塵・防水性能を備えており、汗や雨、水しぶきを気にすることなく使用できます

本体は二重構造のメッシュとナノ疎水性コーティングによって保護されており、過酷な環境下でも高い耐久性を発揮します。

アシタカ
アシタカ

汗をかいた直後など、USB-Cポートが濡れている状態での充電は故障の原因になるので注意!カバーもしっかりしめて!

【実走レビュー】アシタカがトレイルで徹底検証!OpenRun Pro 2の実力

スペックや特徴を並べただけでは伝わらない、リアルな使用感をレポートします。

いつものホームコース、急な登り、テクニカルな下り、そして緩やかな林道がミックスされたトレイルでOpenRun Pro 2を装着し走り込んできました。

登り坂にて: 心拍数が上がり、呼吸が荒くなる登りでは、音楽が一定のリズムを刻むのを助けてくれます。OpenRun Pro 2は、自分の呼吸音や心臓の鼓動をかき消すことなく、BGMとして絶妙に寄り添ってくれるため、オーバーペースを防ぎ、効率的なペース維持に貢献してくれました。

下り坂にて: 最も感心したのは、激しい下りでの安定性です。着地の衝撃で体が上下に揺れても、イヤホンはピタリと定位置をキープ。ズレる気配は一切ありませんでした。また、汗で濡れた指でも操作しやすい物理ボタンは、タッチセンサー式と比べて圧倒的に確実です。再生・停止や音量調整でストレスを感じることはありませんでした。

長時間の快適性: 30kmのトレイルを走っても、締め付けによる痛みや擦れは皆無。装着していることを忘れるほどの快適さが持続しました。特にサングラスのテンプルと干渉しにくいデザインは秀逸です。

自然との調和: 音楽を聴きながらでも周囲の会話も聞こえる。音楽の世界に没入しつつも、自然との一体感を失わない、新しいリスニング体験でした。

音漏れについて: 正直に言うと、音漏れはゼロではありません。ただ、風の音や木々のざわめきがあるトレイル上では、全く問題になりません。

OpenRun Pro 2の気になる点(デメリット):購入前に知っておきたいこと

どんなに優れた製品にも、トレードオフは存在します。

OpenRun Pro 2を心からおすすめするからこそ、購入前に知っておくべきマイナス面も正直にお伝えします。

  • 音漏れはゼロではない 正直、音漏れは避けられません。特に静かなオフィスや電車内などで音量を上げると、周囲にシャカシャカという音が聞こえてしまう可能性があります。
  • 高価格帯であること 定価27,880円という価格は、イヤホン市場全体で見れば決して安価ではありません。最高のパフォーマンスを求めるための投資と割り切れるかどうかが、一つの判断基準になるでしょう。
  • 音質は「没入感」とは異なる オープンイヤー型の宿命として、カナル型イヤホンのように耳を完全に塞ぐことによる「音楽への没入感」は得られません。交通量の多い道路脇、電車内や駅のホームなど、極端に騒がしい環境では、音楽が外部の音にかき消されてしまうこともあります。
  • 携帯性 左右一体のネックバンド型であるため、完全ワイヤレスイヤホンのようにポケットに気軽に入れて持ち運ぶ、というわけにはいきません。そのため、基本、耳にかけっぱなしスタイルがおすすめ。
アシタカ
アシタカ

ちょっとお高めだけど、あるとめっちゃ便利。おすすめ!

OpenRun Pro 2は、こんなトレイルランナーにおすすめ!

今回の徹底検証を経て、OpenRun Pro 2は特に以下のようなランナーに強くおすすめです!

  • 安全性を最優先しつつ、音質にも妥協したくないランナー これまで骨伝導イヤホンを試したことがない人にはぜひ試してほしいです。安全性と高音質を両立した、理想の体験が待っています。
  • 長時間のトレーニングに挑むランナー 12時間のバッテリー、長時間の装着でも快適なフィット感、そしてタフな耐久性。まさに長距離トレイルランナーの要望に答える商品です。
  • 走りに集中したいランナー 激しい下でも抜群のフィット感。ずっと装着しても頭が痛くなることもないし、走りに集中できます。

おわりに:デメリットを理解した上で、それでも最高の投資である理由

確かにOpenRun Pro 2には、音漏れが気になるなどのデメリットもあります。

また、確かに、27,880円は安い投資ではないと思います。

しかし、ランニングライフを安全に、最高の音楽と共に駆け抜けるための『最高の相棒』だと考えれば、その価値は計り知れません。

ぜひ、OpenRun Pro 2を装着して走ってみてください!