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サロモンのADV SKIN 12は、トレイルランナーに長く選ばれてきた定番ザックです。買う前に迷う点は、だいたい決まっています。
- 12Lは自分に必要な容量か分からない
- サイズをXS〜XLのどれにすべきか決められない
- 走行中に揺れないか不安
- 店で見かけたものが最新モデルか判断できない
私はADV SKIN 12を2台使ってきました。旧モデルを使ったあと、2025年3月に現行モデルへ買い替えています。
この記事では、実際に使った揺れにくさ・収納・サイズ感をレビューします。旧モデルとの違いと、店頭で新旧を見分ける方法も解説。読み終える頃には、ADV SKIN 12を買うべきか、どのサイズを選ぶかが決まります。
ADV SKIN 12はフィット感を最優先した12Lザック
サロモンのトレランザックは、大きく3つのシリーズに分かれます。
| シリーズ | 位置づけ |
|---|---|
| ACTIVE SKIN アクティブスキン | エントリーモデル。コスパ重視 |
| ADV SKIN アドバンスドスキン | 定番。高機能で揺れにくい |
| S/LAB エスラボ | レース最上位。軽さに全振り |
ADV SKINは3つの中でも「体に密着させて揺れを抑える」ことに振り切ったシリーズです。生地が伸びるため、背負うというより着る感覚に近くなります。

ADV SKIN 12のスペック|12L・247g・フラスク2本付属

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | サロモン |
| 容量 | 12L |
| 本体重量 | 247g |
| 付属品込み重量 | 323g |
| 価格 | ¥19,800(税込) |
| サイズ展開 | XS/S/M/L/XL |
| 付属品 | 500mlソフトフラスク×2 |
| 収納 | フロント6/背面3 |
500mlのソフトフラスクが2本付いてきます。フラスクは1本2,500円前後するため、別売りのザックと比べる際は5,000円分を差し引いて考えてください。

2025年モデルは、ハイドレーションは可能ですが、保冷バックは付いていません。
サイズは胸囲で選ぶ|170cmでXSを選んだ理由
ADV SKIN 12でいちばん失敗しやすいのがサイズです。サイズを外すと、どれだけ性能が良くても走行中に揺れます。
サロモンのザックは胸囲(胸まわり)でサイズが決まります。
| サイズ | 胸囲 |
|---|---|
| XS | 85〜91cm |
| S | 91〜97cm |
| M | 97〜103cm |
| L | 103〜109cm |
| XL | 109〜118cm |
私は身長170cm・体重56kgで、旧モデル・現行モデルとも XS を選びました。
服のサイズ感で選ぶと、ほぼ確実に大きすぎます。トレランザックは体に密着させて揺れを抑える道具です。迷ったら小さいほうを試してください。

揺れにくい理由はストレッチ素材とハーネス構造
ADV SKIN 12の本体には、ストレッチ素材が採用されています。体の動きに合わせてザックが伸縮するため、一般的なザックのように浮いたりズレたりしにくくなります。
前面には調整可能なストラップ(ストレッチフィットハーネス)があります。ストラップが柔軟に動くことで、走行時のブレを抑えます。
胸の位置は上下2本のストラップで調整できます。サイズが合っていれば、走行中にザックの存在を意識する場面はほとんどありません。
12Lに何が入るか|レース装備を入れた実例
私はADV SKIN 12を、球磨川リバイバルトレイル(KRT)川辺川コースで使いました。約102km・累積標高5,800m・制限時間30時間のレースです。
100kmを超えるレースは必携品が多く、ザックの荷物が最も増える場面にあたります。そこを12Lの1本でまかなえました。

このレースは2024年11月なので、使ったのは旧モデルです。ただし容量はどちらも12Lで変わりません。「12Lにどれだけ入るか」の目安として読んでください。
大会の必携品19点
コースマップ/コンパス/携帯電話/個人用カップ/水/ライト2個/サバイバルブランケット/ホイッスル/テーピング用テープ/携帯食料/携帯トイレ/レインウェア/保温性のある中間着/トレイルランニング用シューズ/手袋/ファーストエイドキット/保険証/ナンバーカードと計測用チップ/携帯電話用予備バッテリー
必携品に加えて持ったもの
ライト2灯
- Ledlenser H8R(ヘッドライト)
- UltrAspire Lumen 600 4.0(ウエストライト)
レインウェア・防寒着
- THE NORTH FACE ストライクトレイルジャケット/パンツ
- Mammut flex air in jacket
- patagonia Terrebonne Joggers
補給食28個
- GU LIQUIDENERGY 9本
- ANDO 5本
- MEDALIST 塩GEL 4本
- STC OVER BLAST 4本
- GU Stroopwafel 5枚
- PowerBar PowerGEL 1個
12Lで足りるかの結論
必携品19点に、防寒着4点と補給食28個を加えても収まりました。 レインジャケットとパンツは結局使わずに済みましたが、30時間ぶんの荷物を背負ったまま走り切っています。
難易度やエイドの感覚などによりますが100kmクラスのレースでも、12Lは使える容量です。

収納はシンプル化|ゴミ入れと背面トップポケットは廃止された
ザックの各所に配置されたストレッチ素材のポケットは、荷物を固定しながら簡単に取り出せる設計です。ジェルやエナジーバー、スマートフォンを入れても、必要なときにすぐ手が届きます。
背面には、ジャケットやレインウェアを収納できる広めのポケットがあります。ストレッチ素材のため、荷物の量に合わせてフィットします。

一方で、現行モデルでは収納が整理され、なくなった機能があります。
- 右前ポケットのゴミ入れが廃止
- 背面トップの収納が廃止(メイン収納とボトム収納のみの構成)

ゴミを分けて入れられる小袋が気に入っていたので、廃止は残念でした。背面トップポケットも使い勝手が良かった分、惜しいと感じています。

ボトムポケットは斜めカットで手が入りやすくなった
背面のボトムポケット(トンネルポケット)は、取り出し口が斜めに設計されました。走りながらでも手がスムーズに入ります。
廃止された機能がある一方で、使う頻度の高い場所は改善されています。

全体的に、収納のシンプル化で軽量化を実現しつつ、使いやすさにも工夫が加えられたモデルといえます。
現行モデルで変わった5点|背面素材とフラスクが改良された
現行モデル(2025年アップデート)で変わった点をまとめます。
① ストラップの調整範囲が広がった 細身のランナーほど、密着感を出しやすくなりました。
② フロントのフックが留めやすくなった

旧モデルのフックに慣れていたので不自由は感じていませんでした。それでもスムーズに留められるのは嬉しい変更です。
③ 背面の生地が伸びにくい素材に変わった 旧モデルは背面メイン収納に伸縮性のある素材が使われていました。荷物を詰め込んだり重いものを入れたりすると、揺れやすいという課題がありました。現行モデルでは荷物の安定感が増し、揺れが軽減されています。
④ ファスナーが太くしっかりしたものになった 私自身は壊れませんでした。ただし旧モデルではファスナーの故障報告がありました。

新旧の見分け方はロゴの位置
最新モデルなのか前モデルなのか、見た目だけでは分かりにくいため、購入時には注意が必要です。
最も分かりやすい見分け方はロゴの位置です。 現行モデルではロゴの配置が変更されています。
購入前にロゴの位置を確認すれば、世代を間違えずに選べます。

ADV SKIN 12のよくある質問
Q. サイズはどう選べばいいですか。 A. 胸囲で選びます。XSは85〜91cm、Sは91〜97cmが目安です。私は170cm・56kgでXSでした。迷ったら小さいほうを選んでください。
Q. フラスクは付いてきますか。 A. 500mlソフトフラスクが2本付属します。別売りで買い足す必要はありません。
Q. ハイドレーション(給水ブラダー)は使えますか。 A. 使えます。ただし保冷バッグは付属しません。
Q. ACTIVE SKIN 12とどちらを選ぶべきですか。 A. 重量はほぼ同じ(ADV SKIN 247g/ACTIVE SKIN 243g)です。差額4,400円は生地の伸びとポケットの数に対する価格です。詳しくはモデル別の比較記事にまとめました。
Q. GRADIENTは通常モデルと何が違いますか。 A. カラーバリエーションの名前です。容量・重量・寸法・サイズ展開はすべて同じです。
まとめ|ADV SKIN 12を選ぶ理由
- 揺れにくい:ストレッチ素材とハーネス構造で、走行中のブレを抑えます
- 収納がシンプル:必要なものにすぐ手が届きます
- フラスク2本付属:買った当日から走れます
- 12Lで装備義務に対応:レースに出る人の1本目として選びやすい容量です
収納はシンプルになり、ゴミ入れと背面トップポケットは廃止されました。惜しい点はあります。それでも揺れにくさという本質的な部分が改善されているため、12Lを求めるなら現行モデルをおすすめします。
この記事で紹介したアイテム

それぞれ、自分の走り方に合ったモデルを選んでほしい!
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