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トレイルを走っていると、耳元の音楽が最後の一歩を後押ししてくれる瞬間、ありますよね。音楽は最高の相棒。でもその一方で、こんな悩みもありませんか?
- 音楽に集中しすぎて、後ろから来るランナーに気づかずヒヤッとした
- 自然の音や鳥の声も一緒に聞きたいのに、イヤホンでかき消されてしまう
- 「楽しさ」と「安全」を両立するのが難しい
私自身も同じように感じてきました。トレイルだけでなく普段のランニングでも、周囲の音をきちんと聞くことはとても大切です。
そんなランナーのジレンマを解決してくれるのが、Shokzの最新フラッグシップモデル「OpenRun Pro 2」です。これまで数々のイヤホンを試し、Shokzの旧モデルも愛用してきた私が、実際の使い心地を忖度なしで徹底レビューします。
- OpenRun Pro 2の特徴
- 実際に使ってみた感想
- こんな人におすすめ

ライターの『アシタカ』です。 トレラン歴12年の会社員ランナー 。
年間10大会程度出走、上位10%目標に日々トレーニングしています。
使ってみて便利だったアイテムなど実際使用したもののみ紹介しています。

Shokz OpenRun Pro 2 は、骨伝導イヤホンのリーディングブランド「Shokz」が手がける最新のモデルです。
Shokzとは
Shokz(ショックス) は骨伝導イヤホンのブランドです。
「耳を塞がずに音を楽しむ」というスタイルを広め、ランナーを中心に支持されています。もともとは AfterShokz(アフターショックス) という名前でしたが、2021年に「Shokz」へとリブランドしました。
OpenRun Pro シリーズについて
Shokzにはエントリーモデルから本格派まで複数のシリーズがありますが、OpenRun Pro シリーズは最上位ラインです。
従来の骨伝導イヤホンが苦手だった低音を補強し、スポーツシーンだけでなく普段の音楽鑑賞でも満足できる音質を実現しています。今回の OpenRun Pro 2 は、その最新モデルにあたります。
mini版はこちら
OpenRun Pro 2基本スペック紹介

項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | Shokz(ショックス) |
商品名 | OpenRun Pro 2(オープンラン プロ 2) |
音響技術 | Shokz DualPitch™ (骨伝導+空気伝導のハイブリッド) |
再生時間 | 最大12時間 |
急速充電 | 5分で約2.5時間再生可能 |
充電ポート | USB-C対応(便利!) |
防水防塵規格 | IP55(汗や小雨でも安心) |
重量 | わずか30.3g(長時間でも軽快) |
Bluetoothバージョン | 5.3(安定接続&省エネ) |
価格 | 定価 27,880円 |
これまで骨伝導イヤホンの弱点といえば「低音の物足りなさ」でした。中高音はクリアでも、ベースやドラムが軽く聞こえてしまい、音楽好きには少し寂しい…。そんな経験をした方も多いと思います。
OpenRun Pro 2で使われている 「Shokz DualPitch™」 では、
- 中高音域(人の声・シンバルなどの繊細な音) → 骨伝導ドライバー
- 低音域(ベース・ドラムなどの迫力ある音) → 空気伝導ドライバー
という役割分担を実現。これにより、今までの骨伝導では得られなかった 厚みのある低音 を楽しめます。

純粋な骨伝導イヤホンではなくなったけど、音がよくなってるので問題なし!
今までの安全に周囲の音を聞けるイヤホンだけでなく、安全+高音質を両立したイヤホン へと進化してます。
さらに使い勝手も良くなりました。
- 軽量設計で長時間のランでもストレスなし
- 物理ボタンで操作が直感的(走りながらでも安心)
- メーカー保証2年付きで安心
OpenRun Pro 2は、軽量設計(約31g)で長時間のランでもストレスを感じません。


物理ボタンで直感的に操作できるので、走りながらでも音量調整や曲送りがスムーズ。汗や雨でも誤作動が起きにくいのは、タッチ式にはない安心感です。

OpenRun Pro 2 実際の使用感|5つの特徴
ここからは、僕が実際にランニングで使ってみて「これはいい!」と感じたポイントを5つに絞ってご紹介します。カタログスペックではなく、リアルな使用感をベースにまとめています。
軽いのにズレない装着感

最初に驚いたのが装着感。わずか31gしかないので、つけているのを忘れるほど軽いです。それでいて、走ってもほとんど揺れないのがすごい。ロードでもトレイルでも耳元が安定していて、メガネやサングラスとの干渉も気になりませんでした。

インナーイヤー型(耳の穴に入れるタイプ)の場合、普段使いには良いのですが、特に、夏場など汗を多くかいてしまった場合、耳の穴に汗が入ってくるので格段にフィット感が落ちてきて、イヤフォンが外れそうになるのが走ってる際に気になるんですよね。
しかし、OpenRun Pro 2は、柔軟性と強度を両立したフレームが頭を優しく、しかし確実にホールドしてくれており、ズレることなく確実なフィット感を達成してくれています。
カナル型イヤホンだと30分くらいで耳が蒸れてきたり、圧迫感が気になることがあります。でもOpenRun Pro 2は耳の穴を塞がないので、とにかく快適。2時間ほど走った日も耳周りのストレスを全く感じませんでした。夏場の蒸れ対策としても優秀です。

トレイル走ってる際にイヤフォンが耳から外れて、踏み砕いたことがあります。。。
骨伝導のイメージを超えた音質と快適さ
カナル型(耳栓のようなタイプ)、インナーイヤー型(耳の入り口付近でひっかけるタイプ)の高級イヤフォンと比べれば音質は落ちるかもしれませんが、そこそこよいお値段のこれらイヤホンと同等以上の音質を実現しています。
某サイトの商品のレビューにおいても、「AMモノラルからFMステレオになったかのよう」とも称されていました。
OpenRun Pro 2は、音質がすごくよいのもそうなんですが、骨伝導特有のこめかみの「ブルブル」問題をほぼ解決した点がもっとも特筆すべき点といえます。
振動の大きい低音域を空気伝導ドライバーに任せたことによる恩恵であり、この改良によって音質向上と快適性の両立を見事に実現しています。

以前のモデルでは、耳のプルプルが気になってたんですよね。
外音が自然に聞こえる安心感
骨伝導タイプなので、周囲の音がちゃんと聞こえます。
ロードを走っているときに、後ろから車や自転車が来てもすぐに気づけるのは大きな安心感がある。実際、ランのときに後ろから自転車が近づいてきたのを音で察知でき、「あ、これは安全面でも強いな」と実感しました。
これらの重要な音の情報を逃さないことは、トレイルでの安全確保に不可欠です。
カナル型イヤホンのように外界から遮断されるのではなく、常に周囲と繋がっていられる安心感は、何物にも代えがたいものがあります。
もちろん、仲間と会話する際もイヤホンを外す必要はありません。

これはトレイルランナーにとって最大の価値
バッテリーがタフ
フル充電で約10時間持つので、ロング走でも安心です。
私は、普段5時間前後のトレランが多いのですが、2回に1回の充電で持てているのはありがたいです。
さらに急速充電対応で、たった5分充電するだけで約2.5時間使えるのもありがたい。

走りに行く直前に「あ、バッテリー切れてる!」という時も助かります。

こういった類のガジェットは独自企画の充電ケーブルだったりするのですが、OpenRun Pro 2は使いやすいUSB-Cポートなのが嬉しいです。

スマホと同じUSB-Cで充電できるのは助かる!
汗と雨に負けない:IP55防塵・防水性能
ランニングに汗はつきもの。
突然の雨に降られることも日常茶飯事ですし、たとえ雨の中でも走るようなシリアスランナーにとっては必須の防水機能。
OpenRun Pro 2は、IP55等級の防塵・防水性能を備えており、汗や雨、水しぶきを気にすることなく使用できます。
本体は二重構造のメッシュとナノ疎水性コーティングによって保護されており、過酷な環境下でも高い耐久性を発揮します。

汗をかいた直後など、USB-Cポートが濡れている状態での充電は故障の原因になるので注意!カバーもしっかりしめて!
OpenRun Pro 2の気になる点(デメリット):購入前に知っておきたいこと
どんなに優れた製品でも、「完璧!」とは言い切れない部分があります。
OpenRun Pro 2も例外ではなく、実際に使ってみて「ここは人によって合う・合わないがあるな」と感じた点がありました。
おすすめできる製品だからこそ、購入前にあらかじめ知っておいてほしいポイントを正直にお伝えします。
音漏れはゼロではない
正直、音漏れは避けられません。
特に静かなオフィスや電車内で音量を上げると、周囲に「シャカシャカ」と音が聞こえてしまう可能性があります。ジョギングや屋外での使用では気になりませんが、公共の場では音量を少し抑える意識が必要です。
価格はやや高め
定価27,880円という価格は、イヤホン全体で見れば安い部類ではありません。
正直、購入時には「ちょっと高いな」と思いました。ただ、その分、長時間の快適さや安全性、音質のバランスを考えると「投資する価値はあった」と今は感じています。
音楽への没入感は弱め
耳をふさがないオープンイヤー型のため、カナル型イヤホンのように音楽だけに没頭する感覚は得にくいです。
交通量の多い道路や電車内などでは、外の音に音楽がかき消されることも。逆に「外音を聞きながら走れる安心感」を取るか、「音楽の没入感」を取るかは好みが分かれるポイントです。
携帯性は微妙
ネックバンド一体型なので、完全ワイヤレスイヤホンのようにケースに入れてポケットへ…という使い方はできません。
私は基本「耳にかけっぱなしスタイル」で使っています。軽いので走っていても気にならないですが、携帯性重視の人にはやや不便かもしれません。
Miniサイズもある!自分に合うサイズを選ぼう
ネックバンド一体型なので、携帯性は高くありません。しかし、自分の頭のサイズに合ったモデルを選ぶことで、装着時の快適性は大きく向上します。
OpenRun Pro 2には通常モデルに加え、バンド部分が短い「Miniモデル」も用意されています。
- 頭が小さめの方
- 車や新幹線のヘッドレストにもたれかかって使いたい方(バンドが邪魔になりにくい)
OpenRun Pro 2は、こんなトレイルランナーにおすすめ!
今回の徹底検証を経て、OpenRun Pro 2は特に以下のようなランナーに強くおすすめです!
- 安全性を最優先しつつ、音質にも妥協したくないランナー これまで骨伝導イヤホンを試したことがない人にはぜひ試してほしいです。安全性と高音質を両立した、理想の体験が待っています。
- 長時間のトレーニングに挑むランナー 12時間のバッテリー、長時間の装着でも快適なフィット感、そしてタフな耐久性。まさに長距離トレイルランナーの要望に答える商品です。
- 走りに集中したいランナー 激しい下でも抜群のフィット感。ずっと装着しても頭が痛くなることもないし、走りに集中できます。
おわりに:デメリットを理解した上で、それでも最高の投資である理由
OpenRun Pro 2には、確かにいくつかの弱点があります。例えば、フルカバー型イヤホンほどの低音は出ませんし、強風の中では外音取り込みの性質上、音がかき消される場面もあります。
しかし、それらを差し引いても「日常やランニングが一段階アップグレードされる感覚」を味わえるのが、この製品の最大の魅力です。
安全性と快適性、そしてモチベーションを支える音質のバランスは、他のイヤホンにはないものです。
ランニングが習慣の人にとっては、単なるガジェットではなく「自己投資」に近い存在。
私自身も「もうこれなしでは走れない」と思えるほど信頼しています。
もしあなたが「音楽と共に快適に走りたい」と考えているなら、OpenRun Pro 2は間違いなくその期待に応えてくれる相棒になるはずです。