阿蘇を駆け抜けろ!ASO VOLCANO TRAIL 2025(112kmの激走記)

2025年阿蘇ボルケーノ

この記事はプロモーションを含みます。

はじめに:号砲、そして阿蘇の大地へ

2025年阿蘇ボルケーノ
2025年阿蘇ボルケーノトレイル

スタート当日の朝はひんやりとした空気。ただ、スタート地点のASO MILK FACTORYは、独特の熱気に包まれていました。

前日の土砂降りから一転、待望の晴天!…とはいかず、空はどんよりとした雲に覆われています。

それでも、雨が降っていないだけマシか…? これから始まる壮大な旅路への期待と、「足元、大丈夫かな…」というわずかな不安が交錯します。

今回で3度目のボルケーノトレイルですが、スタート前のあの独特の雰囲気は、何度経験しても特別なものです。

「ASO VOLCANO TRAIL」その名前を聞いただけで、心が躍ります。

阿蘇の外輪山を舞台にした、総距離約112km、累積標高差は5,000mを超える、まさにウルトラなトレイルランニング 。

スタート前のブリーフィングでは、コースコンディションの情報に加え、この雄大な阿蘇の自然や文化への敬意、そして数えきれないほどのボランティアの方々によってこの大会が支えられていることなどが丁寧に説明されました。

その言葉一つひとつが胸に響き、レースへの心構えが一層深まります。

そして、コースディレクターである森本幸司さんが「3kmくらいしたら渋滞しますよ!」と何度も繰り返されていたのが印象的でした。

この一言で、「急ぎすぎは禁物だが、あの渋滞だけは絶対に回避したい…!」と心に誓い、スタートの号砲を待ちました。

コースは毎年、牧野の放牧状況などで少し変更されることもあります。

そのため、完璧なコース予習というよりは、その場の状況に対応する柔軟性(路面状況、気温、天候の変化)こそが、このレースを楽しむ上で最も重要なのかもしれません。

実際、私の過去の経験を振り返っても、1年目は土砂降り、2年目はこれ以上ないほどの晴天、そして3年目の今年は曇り、と毎年異なる顔を見せてくれます。

それもまた、この阿蘇ボルケーノトレイルの大きな醍醐味と言えるでしょう。

2025年阿蘇ボルケーノスタート
2025年阿蘇ボルケーノスタート

神々が宿る?世界最大級カルデラと”牧野”を走るということ

阿蘇といえば、まず思い浮かぶのが、息をのむほどに巨大なカルデラ。

東西18km、南北25kmという、まさに世界最大級の窪地です。

数万年前の巨大噴火が生み出したこのダイナミックな地形ですが、現在の阿蘇は荒々しさよりも、どこか牧歌的で、訪れる者を優しく包み込むような風景が広がっています。

2024年阿蘇ボルケーノトレイル
2024年阿蘇ボルケーノトレイル

ただ、残念ながら今年に関しては、スタートから続くどんよりとした天気と立ち込めるガスによって、あの荘厳なる景色に出会うことは叶いませんでした。

正直、少し残念な気持ちは否めません。

2025年阿蘇ボルケーノ
2025年阿蘇ボルケーノ

しかし、このレースの最大の魅力は、天候に左右されるものではありません。

それは、通常では立ち入ることが絶対に許可されていない広大な草原「牧野(ぼくや)」を、自らの足で駆け抜けることができるという、本当に特別な体験ができる点です。

この大会は、「走るを通じて草原応援!」という熱いコンセプトを掲げ、参加費の一部が草原再生のために寄付される仕組みを取り入れています。

また、コースに入る前の靴の消毒や、自然への負荷を考慮したトレッキングポールの使用禁止といったルールも、この貴重な自然環境への深い配慮を示すものです

序盤戦:絶景なき試練、それでも前へ

号砲とともに、一斉にスタート! 熱気ともに多くのランナーが勢いよく飛び出していきます。

ASO MILK FACTORYを後にして、しばらくは川沿いの道や田んぼのあぜ道、そして静かな集落の中を駆け抜けていきます。

意外とロード区間も長いのですが、これもまた阿蘇の日常の風景を感じられる貴重な時間です。

森本さんの「渋滞します」という言葉を踏まえ、周囲のペースを見ながら、冷静に、しかし確実に前方の位置をキープし、淡々と足を運びます。

2025年阿蘇ボルケーノ
トンネルの下の通路は軽い池のように・・・

そして、最初の本格的な登り、通称「田子山(だんごやま)」へ 。

ここをクリアすると、いよいよ阿蘇らしい雄大な景色が目の前に広がり始める…はずでした。

かぶと岩展望所付近の牧野に出た瞬間、思わず感嘆の声が漏れるような絶景が待って…いませんでした

本来ならば360度の息をのむパノラマが広がり、遠くには阿蘇五岳や外輪山の勇壮な姿、そしてどこまでも続く緑の絨毯と青い空のコントラストが拝めるはずなのですが… 。

2024年の大会では、これ以上ないほどの最高の天気に恵まれ、その絶景を心ゆくまで満喫できたのですが、今年は残念ながらお預け。

ただ、2023年の大会はスタートから「雨」と「風」と「ガス」の三重苦だったことを思えば、今年の「風」と「ガス」だけなら、まだマシなコンディションだ!と自分に言い聞かせ、前を向きます。

この序盤のコースは一部周回ルートとなっており、田子山周辺の牧野や変化に富んだトレイルを巡った後、約20km地点で再びスタート地点であるASO MILK FACTORYに戻ってきます。

ここが最初のエイドステーション(A1)です。スタートから約2時間半、最初の大きな山場を越えて戻ってきたランナーたちを、ボランティアスタッフの方々が満面の笑みで温かく迎えてくれます。

ここでは、水やスポーツドリンク、バナナやパンといった軽食が用意されており、短い休憩を取りながら補給を行い、次のセクションへと備えます。

まだレースは始まったばかりですが、この最初のエイドでの心温まるサポートは、精神的にも大きな力となります。 A1を出発すると、再び阿蘇の雄大な(はずの)自然の中へと分け入っていきます。ここからA2(第2エイド)の国造神社までは約17kmの道のりです 。

コース前半には牧野区間が3回あり、再び広大な草原を駆け抜けるチャンスが訪れます。

天気が良ければ、どこまでも続く緑の丘陵とどこまでも青い空のコントラスト、そして遠くに見える山々の壮大な景色に心を奪われることでしょう。

ただ、今回のレースにおいては…その絶景は、また来年、2026年大会の楽しみに取っておくことにしましょう!

火山灰土壌のトレイルは、ひとたび雨水を含むと非常に滑りやすくなり、特に下りはコントロールが格段に難しくなります。

時には、走るというよりは滑りながら降るような状況になり、体力を無駄に消耗し、精神的にもタフな区間となります。

幸い、私は下りをそれほど苦手にしていないので、結果的にこの区間で周囲のランナーに追いつき、少し順位を上げることができましたが、ぬかるんだ急坂に足を取られ、苦戦しているランナーの姿も多く見受けられました。

そして、様々な表情を見せるトレイルを乗り越え、約37km地点でA2の国造神社に到着します。

神社の荘厳な境内がエイドステーションとなっており、その神聖な雰囲気の中で休憩できるのも、この大会ならではの大きな魅力です。

ここでは、地元熊本が誇る銘菓「黒糖ドーナツ棒」や、冷えた体に染み渡る温かい「ちゃんこスープ」などが振る舞われ、ランナーたちの疲れた心と体を優しく癒してくれます。

本当はもっとゆっくりとエイドの味覚を堪能したいところですが、先を急ぐため、そうもいきません。

それでも、食べられるものはしっかりと胃に収め、ボランティアの方々からの「頑張って!」という温かい声援をエネルギーに変えて、テキパキとエイドを出発します。

2025年阿蘇ボルケーノ
国造神社はいつみても神々しい

中盤戦:泥濘と強風との格闘、そして自分との対話

A2の国造神社を後にすると、レースはいよいよ中盤戦へと突入します。

ここからは、阿蘇の自然が持つ多様な表情と、それに伴う試練がランナーを容赦なく待ち受けます。距離にして約51km地点にあるA3(坂梨公民館)、そして約68km地点のA4(旧紙色見小学校)を目指すこの区間は、蓄積した疲労と刻々と変化するコース状況への対応力が問われる、まさに正念場と言えるでしょう。

A2からA3への道のりは、約14km。引き続きアップダウンのあるテクニカルなトレイルや、時に開けた牧野を繋いでいきます。

2025年阿蘇ボルケーノ
阿蘇の雄大な風景

A3エイドは、そんな厳しい道のりを乗り越えてきたランナーたちにとって、まさに砂漠の中に現れたオアシスのような存在。

エイドに到着すると、賑やかな雰囲気とボランティアの皆さんの温かい声援に迎えられ、張り詰めていた気持ちが少し和らぎます。

ここでは、具沢山の温かいのっぺい汁や、エネルギーになるおにぎり、そして疲れた体に嬉しい甘いものなどが提供され、心身ともにエネルギーをしっかりと補給できます。

同じように頑張る仲間たちと健闘を称え合ったり、コース状況について情報を交換したりするのも、このエイドでの貴重な時間となるでしょう。

しかし、先はまだ長い。長居は禁物です。必要な補給と休息を済ませたら、感謝の言葉を伝え、再びコースへと戻ります。

A3からA4へは約17km。昨年(2024年)の大会では、この区間でライトチェックを受けましましたが、今年(2025年)はスタートが2時間早い朝の7時スタートとなったこともあり、ノーチェックで再出発(A4エイドでチェックあり)。

2025年阿蘇ボルケーノ
草原と赤牛

阿蘇のトレイルは、時に九州自然歩道の一部も利用しており、よく整備された気持ちの良い登山道を進む区間もありますが、前日までの雨の影響で、依然として滑りやすいコンディションであることに変わりはありません。

ランナーたちは、これまでの経験と知識を総動員し、刻々と変わる足元の状況に細心の注意を払いながら進みます。

そして、相変わらず吹き止まない暴風と格闘しながらタフなトレイルを乗り越え、ようやくA4エイド(旧紙色見小学校)に到着します。

ここはレースもいよいよ後半戦へと向かう、非常に重要な拠点。ここで預けていたドロップバッグを受け取り、ザックの中身を整理しつつ、残りの距離に必要なジェルを補充します。

そして、エイド名物の「根子岳カレー」でしっかりとエネルギー補給! スパイシーな香りが食欲をそそり、疲れた体に活力を与えてくれます。

根子岳カレーうまし。写真を撮り忘れたため、公式サイトの「大会ギャラリー」より

残りの約50kmを走り抜くために、ここで万全の準備を整えます。

このエイドでしっかりと体勢を立て直し、これから待ち受けるであろう更なる試練へと挑む覚悟を新たにします。

阿蘇の自然は、その圧倒的な美しさだけでなく、時として厳しい牙を剥き、ランナーに試練を与えます。

しかし、それを乗り越えた先にある達成感と深い感動は、言葉では到底言い表せないものがあります。

その特別な瞬間を味わうために、私たちは一歩また一歩と、足を前に進め続けるのです。

深まる闇、そしてゴールへのカウントダウン:A5・A6への道程

A4エイドを出発すると、しばらくはゆるい下り坂のロードを淡々と走ります。

A4からA5(高森峠、約80km地点)までの約12kmは、精神的にも肉体的にも非常にタフな区間です。

A4を出発するとしばらく下り又はフラットなロード区間になります。

そのため、登り区間に比べれば楽な区間になるのですが、走るとなるとそれはそれできつい。

ただ、ここで楽をするわけにはいかないと心を無にして走り続けます。

トレイル区間に入っても、まだ日は落ちていなかったため、比較的走りやすくはありましたが、それでも疲れからか集中力が散漫になりやすく、木の根や浮石などの障害物に苦しめられました。

A5エイド(高森峠)に到着すると、温かい飲み物や食べ物、そして何よりもボランティアスタッフの方々の心からの励ましの声が、心と体を温めてくれます。

ここでスタッフの方から「まだ全然顔が元気そうですね!」と声をかけられました。

内心では、膝も痛いし、腰も痛い。決して万全とは言えないような状態でしたが、その一言で「そうなのか?いや、そうに違いない!」と自分に檄を飛ばし、再び走り出す力を得ることができました。

2025年阿蘇ボルケーノ エイド
高森峠(エイド5)

A5からA6(熊本ゼミナール童夢館、約93km地点)までの約13kmは、このレース最大の正念場と言っても過言ではないでしょう。

コースレイアウトは、経験者たちが口を揃えて「坂は終わらない」と表現するように、登り基調の細かなアップダウンがこれでもかと延々と続きます。

一つ一つの標高差自体はそれほど大きくなくても、80km以上走ってきた疲労困憊の脚には、その一つ一つの登りがまるで壁のように重くのしかかります。

そして、幾重にも続く試練のような登りを終えると、ようやくエイドに向かって下り始めます。

「ようやく上り坂も終わり」と、気分的には軽快に下っていきたいところですが、疲労のたまった脚、ツルツルの路面、そして、時にガレた路面によって、思うようにペースが上がらず、なかなかエイドに辿り着けません。

ただ、2022年の大会ではもっと地面がツルツルで、本当に危険な状態だったな…と過去の過酷な経験を思い出し、「それに比べればまだマシだ!」と自分に言い聞かせ、一歩一歩慎重に、しかし確実に足を前に進め続けます。

この暗闇の中、A6エイドの灯りを見つけた時の安堵感は言葉にできません。

ここまで来れば、ゴールはもう目前。

エイドで提供された温かいシチューをいただき、最後のエネルギーをチャージ。

スタッフの方々からの力強い激励を胸に、フィニッシュ地点のアスペクタを目指し、最後の力を振り絞って走り出します。

シチューうまし。疲れてきて写真も取れず。。公式サイトの「大会ギャラリー」より
シチューうまし。疲れてきて写真も取れず。。公式サイトの「大会ギャラリー」より

ゴールへ:感動のフィナーレ、土曜の夜に刻んだ軌跡

A6エイドを出発すると、いよいよ最終盤。

ゴールのアスペクタまでは、あと約15km強といったところでしょうか。

周囲は完全な夜の闇に包まれ、静寂の中、頼りになるのは自分のヘッドライトとウエストライトの光のみ。

一歩一歩、確実に前へ進みます。

しかし、やはり阿蘇は最後までランナーに試練を与え続けます。

ここからも、決して楽ではない地味なアップダウンが続き、最後の最後まで脚力と精神力が試されます。

加えて、地蔵峠までの道のりはガスがひどく、ヘッドライトの灯りが乱反射してしまい、数メートル先すら見通しがきかない状況。

ウエストライトで辛うじて足元を照らしつつ進みますが、自分が今登っているのか、それとも下っているのかさえもよく分からないほどです。

地蔵峠が近づくにつれて、500mごとに設置された距離表示の看板が現れます。「あと4.5km…4km…3.5km…」いや、全然地蔵峠に辿り着かないじゃないか!と心が折れそうになります。

が、しかし、その長く苦しい登りを登りきったとき、ついに長く過酷だったこの壮大な旅路の終わりが、ぼんやりとですが見えてきました。

しばらく続く下りを必死に走り続けると、遠くにフィニッシュゲートの温かい灯りが見え始めます。

MCの力強い声や、先にゴールした仲間たちの応援の音が風に乗って聞こえてきた時の、あの何とも言えない高揚感は、何度経験しても言葉では言い表せません。

様々な感情が胸に去来し、自然と目頭が熱くなるのを感じながら、最後の力を振り絞ってフィニッシュラインへと向かいます。

そして、ついにアスペクタのフィニッシュゲートを駆け抜けます!

ゴールテープを掲げる瞬間、なんともいえない感覚、達成感と帰ってきたという安堵感が込み上げてきます。

目標としていた「土曜日のうちに完走する」というミッションをコンプリートできた喜びと、この素晴らしい大会を支えてくれた全ての人への感謝の気持ちで、胸がいっぱいになります。

長く厳しい、しかし感動に満ち溢れた冒険も、これにて幕切れです。

2025年阿蘇ボルケーノ
何度走ってもゴールゲートが見えた瞬間の感動は言葉にできないです。

激闘の記録:阿蘇での相棒

100kmを超えるウルトラトレイル、しかも気まぐれな阿蘇の天候とテクニカルな路面。完走のためには、戦略的な装備選びが不可欠でした。今回の私の相棒たちを紹介します。

ウエアリング戦略:変化への対応と快適性の追求

今回の阿蘇は、スタートこそ曇り空で比較的穏やかでしたが、日中は風が強く、夜間は冷え込みも予想されました。そのため、レイヤリングによる温度調整と、汗冷え対策が鍵となりました。

  • ベースレイヤー: 「ファイントラック/ドライレイヤークールタンクトップ」汗を素早く吸い上げ、肌面をドライに保つ速乾性の高いタンクトップを選択。これにより、風による体温低下と、運動量が落ちた際の汗冷えを軽減しました。
  • アームカバー:「ファイントラック/ドライレイヤーウォームアームカバー」気温が高くないことが予想されたので、半袖にプラスしてアームカバーを着用。風がないときは暑いと感じることもありましたが、風があると寒さを感じることもあったので、アームカバーの上げ下げで体温を調節していました。
  • ミドルレイヤー: 「ティートンブロス/WIND RIVER HOODY 」スタート時とA6からゴールまで着用。身体が冷えるのを防止するため、薄手の軽量ウィンドシェルを準備しました。軽量(100g)でコンパクトに収納できるので、ザックの中にしまっていても苦にはなりません。
  • アウターシェル: 「ノースフェイス/ストライクトレイルシリーズ(上・下)」必携品でもあるレインウェア上下 。当日の降水確率が低かったため、軽量でコンパクトに収納できるものを選択。当日、着用することはありませんでした。
  • ボトムス: 「ノースフェイス/エンデュリストレイルショーツ」動きやすさと収納力を重視したランニングショーツ。ウエスト周りにジェル等を入れれるので重宝してます。

ライト戦略:闇とガスを切り裂く光

夜間走が長く、しかもガスが発生する可能性が高い阿蘇では、ライトの選択が非常に重要です。

  • メインライト: 「Ledlenser(レッドレンザー) /H8R」最大600ルーメンのヘッドライトを使用 。10時間のバッテリーがあったため、余裕でゴールまで持ちました。
  • サブライト(ウエストライト): 「UltrAspire(ウルトラスパイア)/ルーメン600 4.0」ちょっとお値段が高いけど、あると便利な1品。ヘッドライトだけでは足元の影ができやすく、特にテクニカルな下りやガスの中では視認性が低下します。異なる角度からの照射で、路面の凹凸を立体的に捉えることができ、安全性が格段に向上しました。終盤のガス区間では、ヘッドライトが反射して見えにくい中、このウエストライトが足元を確実に照らしてくれ、大きな助けとなりました。

その他重要アイテム

  • シューズ: 「ホカオネ /スピードゴート6」前日までの雨でぬかるんだ路面や、滑りやすい火山灰土壌に対応するため、グリップ力の高いトレイルランニングシューズを選択。クッション性と安定性のバランスも重視し、長距離でも足への負担を軽減できるものを選びました。
  • ザック: 「サロモン/ADV 12」12L程度の容量で、体にフィットし揺れにくいものを使用。必携品や補給食、水分を効率よく収納し、レース中の出し入れもスムーズに行えるよう工夫しました。
個人的に役立ったもの
  • ワセリン: 擦れやすい箇所に事前に塗布し、皮膚トラブルを予防。
  • 日焼け止め: 曇りでも紫外線は強いため、こまめに塗り直し。

まとめ:経験と準備が完走への鍵

阿蘇ボルケーノトレイルのような過酷なレースでは、自分の体力や経験、そして当日のコンディションに合わせた装備選びが、完走を左右すると言っても過言ではありません。

今回の経験を活かし、さらに快適で安全なレース運びができるよう、今後も装備の研究を続けていきたいと思います。