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トレイルランニングシューズ(トレランシューズ)をどうやって選んでいますか?
- 軽量性
- グリップ力
- クッション性
どれを重視したら良いのか悩みは尽きませんよね。
私自身、たくさんのトレランシューズを試してきました。中でもHOKA(ホカ)の「スピードゴートシリーズ」は、ここ数年ずっと履き続けているお気に入りです。
そこで今回は、「スピードゴート6(Speedgoat 6)」の特徴と使用感を、実際に履き込んだ立場から解説します。
- 下り坂が苦手で、滑る不安を減らしたい人(Vibramメガグリップ)
- 長距離を走りたい人(厚めのソールで着地がラク)
- 初心者〜上級者まで、バランスのいい1足を探している人
- 最新の7でなくてOK、型落ちモデルでも十分な人
とにかく軽さ最優先の人には向きません(理由は本文で)
- スピードゴート6の特徴(グリップ・クッション・耐久性)
- スピードゴート6の使用感
- サイズ感とワイドの選び方
- スピードゴート7との違い・型落ちで安く買う方法
- スピードゴート6がおすすめな人

ライターの『アシタカ』です。「スピードゴート」はロングレースで頼れる相棒です。
スピードゴート6の特徴とスペック
スピードゴート(SPEEDGOAT)シリーズは、HOKAのトレランシューズの中でも人気のモデルです。一言でいうと『バランスのいいシューズ、初心者から上級者までおすすめできるシューズ』です。
まず基本スペックを一覧にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重量 | 278g(メンズ28cm) |
| フォアフット | 35mm |
| ヒール | 40mm |
| ドロップ | 5mm |
※ドロップとは、つま先とかかとのソールの高さの差のことです。

「スピードゴート6」の主な特徴は、以下の3点です。
- 抜群のグリップ力
- クッション性
- 耐久性
走りに集中させてくれるグリップ力!Vibramメガグリップ

スピードゴート6の最大の特徴は、グリップ力です。
ソールにはVibram(ビブラム)メガグリップが採用されており、濡れた岩場や急勾配のトレイルでも安定した走りができます。ラグ(突起)が異なる方向に配置されているため、岩場や砂利道などの不安定な足場でも滑りにくいのが強みです。

トレランでは、下り坂でのグリップ性能がとても重要です。滑るリスクを減らせれば、ケガの予防につながります。
急な勾配や不安定な地面を前にすると、どうしても慎重になってスピードが出せず、重心を後ろに残した(腰がひけた)姿勢になりがちです。この姿勢はかえって転倒リスクを高めてしまいます。

しっかりとしたグリップがあれば、「滑るかも」といった心配が少なくなります。
自信を持って走り抜けためには、グリップ力がもたらす安心感が必要!
着地の衝撃が少ない抜群のクッション性
スピードゴート6は、ソールにボリュームのあるクッション性の高いシューズです。
ミッドソールには、軽量で衝撃吸収力に優れたCMEVA(圧縮成型EVA)が使われています。
※ミッドソールとは、靴底のうち、地面に接するアウトソールとアッパー(足の甲を覆う部分)の中間にある部分のことです。

このEVAがクッション性を高め、着地時の衝撃と疲労感を軽減してくれるため、長距離レースや岩場の多い環境でも快適に走れます。
重さの位置づけを、同じくソールが厚めの他社シューズと比べてみます。
| ブランド | モデル | 重量 |
|---|---|---|
| ON (オン) | Cloudventure Peak 3 | 243.25g |
| Merrell (メレル) | MTL LONG SKY 2 | 269.75g |
| HOKA (ホカ) | Speedgoat 6 | 278g |
| ALTRA (アルトラ) | OLYMPUS 5 | 329.25g |
| LA SPORTIVA (ラ スポルティバ) | AKASHA II | 342.25g |
| Salomon (サロモン) | SPIKECROSS 6 GTX | 352.5g |
こうして見ると、スピードゴート6は「めちゃくちゃ軽い」部類ではありません。一方で、同じVibramメガグリップを使う長距離向けのALTRA OLYMPUS 5(329.25g)と比べれば、明らかに軽量です。

スピードゴート6は飛び抜けて軽いわけではないけれど、
クッション性(ソールのボリューム)がある中では軽い、というバランス型です。
耐久性の向上で安心感UP
スピードゴート6は、前作から耐久性が大きく改善されています。
特に、アッパーのメッシュ素材に樹脂が追加され、引っ掛かりや摩耗への強度が向上しました。前作(スピードゴート5)では「木の枝や岩に引っかかると破れやすい」という声もあったようですが、しっかり対策されています(私自身はスピードゴート5を2足履き潰しましたが、幸い破けたことはありませんでした)。

靴ひもを通す部分も補強されており、長期間使っても劣化しにくいデザインです。メッシュ+樹脂の組み合わせで、耐久性と通気性の両方を備えた、バランスのいいシューズになっています。

スピードゴート6の使用感レビュー
ここからは、実際に履いて走った使用感を、次の3つの視点で紹介します。
- グリップ力
- クッション性
- 安定感
抜群のグリップ力で攻めの走りができる
スピードゴート6を履いて、濡れた岩場や木の根のあるさまざまなトレイルを走ってきました。
特に下り坂では、Vibramメガグリップの効果を強く感じます。ラグの配置のおかげか、前作(スピードゴート5)以上のグリップ力のように思いました。急な下りで濡れた岩場が続く場面でも、足元が地面に吸い付くような感覚があり、滑る心配をせずスムーズに走れました。
この「下り坂も怖くない」と思わせてくれるのが、スピードゴートの魅力です。もちろん「滑るかも」と思う瞬間が完全になくなるわけではありませんが、トレラン中の不安要素は少しでも取り除くに越したことはありません。


スピードゴート6は、「走りに集中させてくれるシューズ」です。
クッション性|長距離でも脚が残る
厚めのソール(フォアフット35mm・ヒール40mm)のおかげで、着地の衝撃が和らぎ、長い距離を走っても脚へのダメージが少ないと感じます。
岩や根の突き上げも、薄いソールのシューズよりずっとマイルド。ロングレースの後半、脚が疲れてくる時間帯ほど、このクッションのありがたさを実感します。

クッションが効くと、下りで脚を守れる=終盤まで走り切れる、につながります。
安定感による安心の走りが可能に
スピードゴート6は、安定感にも優れています。トレイルの急な足さばきの変更や方向転換にも対応でき、ふらついたり足をひねったりしにくいと感じています。
一方で、耐久性が上がった分、前作(スピードゴート5)に比べるとアッパーに少し硬さがあります。私も履き始めは前足部が少し狭いように感じましたが、いつの間にか馴染んで気にならなくなりました。

試着の段階では硬さを感じるかもしれません。
馴染み方には個人差がありますが、試してみる価値はあります。


スピードゴート5は、今シーズン3足お世話になりました!
ソールの劣化を見ると走りの癖が分かって面白いです。
スピードゴート6のサイズ感|ワイドとの選び方
「サイズ感」について、実体験でお答えします。
私は普段のスニーカーが26cmですが、スピードゴート6はハーフサイズ上げて26.5cm(レギュラー)を履いています。前作より前足部が少しタイトなので、私の足では0.5cm上げるとつま先に程よい余裕ができ、下りでも爪を痛めずに走れています。
スピードゴート6は、前述のとおり前作より前足部に少し硬さ・タイトさがあります。試着時に「前足部が窮屈かも」と感じたら、次の2点を確認してください。
- 足幅が広い・甲が高い人 → ワイドモデルを検討する(スピードゴートはレギュラーとワイドの2展開)
- つま先の余裕が欲しい人 → ハーフサイズ上げる余地がある
ワイドがあるのはスピードゴートの大きな強みで、多くの人が自分の足に合わせやすいシューズです。

前足部が少しタイトなので、私はハーフサイズ上げました。
幅で迷うならワイドが無難です。
スピードゴート7との違い|6は今も戦える一足
「最新の7が出たのに、今から6を買っていいの?」という疑問に答えます。
結論、グリップとクッションという基本の完成度は6の時点で十分に高く、型落ちでセールになっていれば6はコスパが非常に高いです。最新機能に強いこだわりがなければ、6は今もしっかり戦えるシューズです。
※価格・セールは変動します。購入時は各リンク先で最新の値段を確認してください。
より新しいモデルの使用感が気になる方は、こちらのスピードゴート7のレビューもご参考ください。
GTX(ゴアテックス)版との違い|雨・残雪の日は防水が安心
スピードゴート6には、通常版のほかにGTX(ゴアテックス)版があります。
| 項目 | 通常盤 | GTX版 |
|---|---|---|
| 防水 | なし(水は染みる/乾きは速い) | あり(ゴアテックスで浸水しにくい) |
| 通気性 | 高い(蒸れにくい) | 通常版よりは落ちる |
| 重量 | 軽い | やや重い |
| 価格の目安 | 通常版のほうが安い | 通常版より高い |
| 向くシーン | 晴れ〜通常のトレイル・暑い季節 | 雨・ぬかるみ・残雪期・低山の冬 |
ざっくり言うと、基本は通常版でOK、登山で使用したい場合や、雨や残雪の多いコンディションを走るならGTX版です。通常版は濡れても乾きが速いので、暑い季節はむしろ通気性の高い通常版が快適です。

迷ったら通常版。
防水が欲しい明確な理由(登山、冬・残雪・ぬかるみ)がある人だけGTXを検討がおすすめです。
スピードゴート6がおすすめな人
スピードゴート6は、トレイルランニングをするすべての人におすすめできますが、特に次のような人に向いています。
長距離を走りたい人
- 278gの軽量設計で疲れにくい
- 厚みのあるソール(フォアフット35mm、ヒール40mm)で衝撃をしっかり吸収
- 長距離トレイルでも安定したパフォーマンスが期待できる
下り坂が苦手な人
- Vibramメガグリップのソールがもたらす安心感
- 5mmのラグで優れたグリップ力を実現
- 濡れた岩場や砂利道でも地面を掴むような走行感
シューズ選びに悩んでいる人
- クッション性、グリップ力、快適性のバランス
- 練習でもレースでも対応可能
- たいていの路面(岩場、濡れたコンディション)でも対応可能
- レギュラーとワイドがあり、自分の足に合わせやすい
まとめ|7が出た今も選ぶ価値のある一足
スピードゴート6は、クッション性・グリップ力・快適性のバランスが取れた一足です。トレイルランニングを本格的に始めたい方から、レースでの使用を考えている経験者まで、幅広いランナーにおすすめできます。
7が出た今も、基本性能の完成度が高い6は十分に戦えるシューズ。型落ちでセールになっていれば、なおコスパの高い選択になります。レギュラーとワイドがあるので、多くのトレイルランナーにフィットしやすいのも魅力です。
まだスピードゴートを試したことがない方は、ぜひ一度履いてみてください。
この記事で紹介したアイテム一覧
【スピードゴート6】レギュラー
【スピードゴート7】レギュラー

まだ、スピードゴートを試したことがない方は1度は試してほしいトレランシューズです!
トレイルの足跡
