この記事はプロモーションを含みます。
アルトラのオリンパス7が気になっている人は、次の点で迷っていませんか。
- 本当に買う価値はあるのか
- どんな特徴の靴なのか
- いつも履いているサイズで合うのか
トレランシューズは決して安くない買い物です。購入前にしっかり確認したいところです。
私はロングレースではスピードゴートをメインに履いていました。オリンパスを試すのは今回が初めてです。
早速ショートの大会で、オリンパス7を履いて走ってきました。当日は雨で、濡れた岩も泥も走れたため、使用感をまとめました。
この記事では、実測した重さ、選んだサイズ、濡れた路面でのグリップ、走り終えたあとの足の状態を紹介します。
オリンパス7が自分に合うかどうか、判断の材料になれば幸いです。
結論|オリンパス7は長い距離で力を発揮する靴
オリンパス7は、長い時間を足へのダメージを抑えて進むための靴です。
厚さ33mmのクッションが、着地の衝撃をかなり受け止めてくれます。雨のトレイルを走り終えたあと、足のダメージはいつもより少なく感じました。むしろ、もっと走れたのにと物足りないくらいです。
向いている人
- 100Kや縦走のように、長い時間を動き続ける人
- 足の指が窮屈なのが苦手な人
向かない人
- スピードを出したい人
- 足裏で路面を感じ取りたい人
- とにかく軽い靴を探している人
オリンパス7の基本スペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 27,940円(税込) |
| 重量 | 公称325g(28.5cm)/実測317g(26.0cm・片足) |
| ソールの厚み | 33mm(前後とも同じ) |
| ドロップ | 0mm(ゼロドロップ) |
| ミッドソール | Altra EGO MAX |
| アウトソール | Vibram Megagrip+TractionLug |
| 足型 | Original FootShape(3つの足型の中でいちばん幅広) |
メーカーが想定しているのは長時間の快適さ
アルトラはオリンパス7を、ウルトラ・縦走・ロングハイク向けのモデルとして位置づけています。シリーズの中でいちばんクッションが厚く、その7代目にあたります。
スピードを上げるための軽さではなく、長い時間を快適に進むことに振った設計です。
実測重量は26.0cmの片足で317gだった

オリンパス7は、トレイルシューズの中では重い部類に入ります。数字だけを見ると身構えますが、実際に走った印象は後の章に書きます。
前作から変わったのはミッドソールとアウトソール
メーカーの発表によると、ミッドソールがAltra EGO MAXに変わり、フォーム単体で15%軽く、10%やわらかくなりました。靴全体では345gから325gなので、軽くなった割合は約6%です。
アウトソールにはTractionLugが加わり、斜めと横方向のエッジが増えています。
前作のオリンパス6は履いていません。変化を実感として書けるのはここまでです。

オリンパス6から乗り換える人は、ミッドソールの違いを確かめてみてください。
雨のトレイルを走って分かったこと
走ったのは、2026年9月18日の南小国黒川トレイルです。当日は雨で、コースには濡れた岩も泥もありました。
ただし19kmは、長い距離のために作られたオリンパス7の性能がはっきり出る距離ではありません。

足裏の疲れが最後まで少なかった
クッションの厚い靴は、衝撃を受け止める代わりに路面の感触が伝わりにくくなると言われます。
走ってみると、感触の鈍さより疲れの少なさのほうが勝ちました。ゴールしたあと、足の張りが残っていません。
同じアルトラのティンプ6は29mmなので、オリンパス7のほうが4mm厚くなります。並べてみると、ソールの高さの違いがはっきり出ます。

中敷きにも厚みがあります。足を入れた時点で、ふかふかとした感触が伝わってきました。
中敷きも並べてみました。つま先側の厚みはほとんど変わりません。ただし後ろにいくほど差が出て、指で押すとオリンパス7のほうがやわらかく沈みます。


濡れた岩の上でもしっかり止まった
雨の日のトレイルで怖いのは、濡れた岩と木の根です。
オリンパス7は、濡れた岩の上でもしっかり止まりました。滑る不安を感じて足の置き場を探す場面はありません。さすがに、Vibram MegagripにTractionLugが加わったソールは、濡れた路面で仕事をします。



雨予報の日にトレイルへ行くなら、このグリップは安心材料になります。
325gという数字ほどには重く感じなかった
買う前にいちばん引っかかっていたのが、325gという重さです。長年履いているスピードゴート7は公称275gなので、数字の上では50g重くなります。
走り出すと、数字から身構えていたほどの重さは感じませんでした。厚いクッションが効いている間は、足を持ち上げる負担よりも着地の楽さのほうが上回ります。ただし履き替えて軽くなったと感じることもありません。
雨で靴が濡れてからは、さすがに重さが出ました。水を含めば重くなるのはどの靴も同じです。当日は最後まで雨だったため、乾いた状態での重さは、次に履いたときに書き足します。
甲とかかとに当たりは出なかった
オリンパス7は、タンに厚みを持たせて甲の圧迫を減らしたと発表されています。
靴ひもを締めても、甲が押される感覚はありませんでした。締めつけよりも、包まれている感触のほうが残ります。かかとの浮きや当たりも、19km走って出ていません。

サイズは足の実測プラス1.0cmでちょうどだった
公式の目安は実測プラス1.0〜1.5cm
アルトラは、実測した足の長さに1.0〜1.5cmを足したサイズを目安として案内しています。
私の足は実測25.0cmです。目安の下限にあたる26.0cm(US8)を選びました。
19km走って、下りでつま先が当たることはありません。足の指まわりもきつくならず、ちょうどよく収まりました。目安の上限まで上げる必要は感じていません。
幅の広さで別のモデルを探す必要はない
アルトラの足型は、Original・Standard・Slimの3つに分かれています。オリンパス7はこのうちいちばん幅の広いOriginal FootShapeで、足の指が自然に広がる空間が最初からあります。
アルトラにはワイド版のあるモデルもありますが、オリンパス7に幅違いの設定は用意されていません。私は幅が足りないと感じる場面がなく、これで困りませんでした。
幅が気になってサイズを上げると、かかとが浮いて別の問題が起きます。幅の問題は、サイズを上げることでは解決しません。

ここは気になった|オリンパス7が向かない場面
実測317gは、やはり軽い靴ではありません。走っている間は気になりませんでしたが、1秒でも削りたい人には向きません。特に短いレースでは、重さがそのまま差になります。
33mmのクッションは、足裏で路面を読み取る走り方とも相性がよくありません。岩の細かい形を感じ取りながら足を置きたい人は、もっと薄い靴のほうが走りやすいはずです。
価格も27,940円と安くありません。長年愛用しているスピードゴートの2万円前半と比べても、会社員ランナーとして気軽に出せる額ではありません。
ただし履いたあとは、性能に見合った価格だと納得しました。足のダメージを抑えて長い距離を進む靴として、この値段は妥当です。

100マイルを目指している人には、一度履いてほしい靴です。
そして、ここまで書いたのは19kmを走った時点の話です。オリンパス7が本領を出すのは、100Kや縦走のような長い時間の使用です。その距離で履いたら、また書き足します。
おわり
オリンパス7は、足へのダメージを抑えて長く進みたい人のための靴です。雨の岩で止まるグリップと、走り終えたあとの足裏の軽さが、実際に走って良かった点でした。
同じアルトラでは、25mmのローンピーク9+も履いています。厚みで迷っている人は、そちらも読んでみてください。
メーカーをまたいで選びたい人には、トレランシューズのまとめ記事があります。
トレイルの足跡