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霧島・えびの高原エクストリームトレイルのロングレース(65km)に出走してきました。
- どんな大会?
- 装備は?
- レースレベルは?

第11回大会においては腹痛で「エイドのトイレ全制覇」という不名誉な記録を打ち立てました。
そんな私が、リベンジに挑んだ霧えび。装備やレース中の注意点など、初めて挑戦する人へ役立つ情報を満載でお届けします。
- レースレポート コースの流れ
- 大会前の準備(持ち物、服装など)
- 完走するためのコツ
【大会概要】霧島・えびの高原エクストリームトレイルはこんな大会!
霧島・えびの高原エクストリームトレイルは、『国立公園 霧島』の登山道、歩道、林道を走る大会です。
※ショートコースの概要は省略しています。
大会名 | 第12回霧島・えびの高原エクストリームトレイル |
開催日程 | 受付:2024年7月20日(土) 大会:2024年7月21日(日) |
開催場所 | 受付:アウトドアステーションえびの or えびの高原ホテル 大会:スタート・ゴール … えびの高原ピクニック広場 |
種目 | 距離:約65.5km 累積標高:約3,059m 制限時間:14時間 スタート:AM5:00 |
参加資格 | 過去2年で30km以上のトレイルランニングの大会を完走 |
参加費 | 16,500円 |
参加人数 | 336名(パンフレット参考) |
公式サイト | https://universal-field.com/event/kirishima-ebino-extr/ |

霧えびは、林道が多いコース!特に下りは、走らずにはいられない!
逆に、走りやすい道のため走らされるコースとも言える。
距離と累積標高を踏まえると、中級者以上におすすめのコース設定。
テクニカルなコース設定ではないので、走力のあるランナー向いている。
【大会レポート】霧島・えびの高原エクストリームトレイル
以下のタイムスケジュールを目標にしながら出走しました。
- 5:00:スタート
- 6:30:AS1:日添林道入り口
- 7:30:AS2:栗野岳レクレーション
- 9:00:AS3:尾八重野コミュニティ施設
- 12:00:AS4:白鳥温泉下湯
- 14:30:ゴール

スタート直前の雨!山の天気は変わりやすい

前日までは晴れの予報だったにも関わらず、スタート会場は雨に見舞われました。夏でも、標高1200mという高地ではじっと雨に打たれていると体に冷えを感じます。

山の天気は変わりやすい!天気予報に関わらず、薄手のレインウェアを持っていくことをおすすめします。
また、スタート直後は真っ暗なためライトが必要です。すぐに明るくなるため軽量なライトがおすすめです。
私は出し入れが楽なハンドライトにしました。

スタート直後はロードの下りが続きます。渋滞もなく、他のランナーにつられペースが上がりがちなコースです。
ロードから始まり林道、じゃり道、山岳下りなど多少走りづらい道もありますが比較的走りやすいコースといえます。
また、登りはそれほど傾斜はキツくないため、走ることもできますが無理して走ることせず早歩きで体力温存がおすすめです。

前半はひたすら抑える、周りのスピードに惑わされない!
AS1:日添林道入り口

おおよそ予定通りの時間に、第1エイドに到着!
第1エイドでは、げたんは、カルカン、バナナ、トマト、水、スポドリなどがあります。
第1エイドを過ぎるとじゃり道の下り基調のロードが続きます。走りやすい下りで周りも走っています。


走らされるレース、ロード下り長い!ペースを守りながらまだ前半戦であることを忘れずに!
下りが終わったら第2エイドなのが救い。
AS2:栗野岳レクレーション

おおよそ予定通りの時間に、第2エイドに到着!
第2エイドでは、メロン、塩あめ、レッドブル、ミストシャワーなどがありました。7時帯とはいえ暑い!

メロンがうまい!
気温も上がる時間になるため、第2エイドではしっかり水分、エネルギー補給をします。
第2エイド過ぎると日本一の枕木階段があります。登った後に絶景あり!応援スポットでもある枕木階段付近には、私設エイドも出ています。

枕木階段を越えると、ひたすら山岳登り栗野岳を目指します。

下りで走らされた後の登りなので、足つりが発生しやすいポイントでもある!
水分、ミネラル補給を!
栗野岳山頂は、、、真っ白で何も見えない・・・・。残念です。
ショートとロングの分かれ道があります。間違わないように注意が必要です。

多少走りにくいガレバゾーンもあり!捻挫に注意!
第3エイド目指してひたすら下り続けます。下界に近づくにつれて暑さが増します。
AS3:尾八重野コミュニティ施設
おおよそ予定通りの時間に、第3エイドに到着!
第3エイドでは、ピザ、スイカ、レモネード、唐揚げ、えびの米おにぎりなどがありました。
標高も低く、陽射しを浴びて走ってきたのでかなり暑さを感じました。
暑さにやられていたこともあり、ピザを食べることができず・・・・。飲みやすいジェルでエネルギー補給。


第3エイド遠いっ!
第3エイドを出ると次のWSまでひたすら登りです。
WS:満谷林道入り口
WSまでひたすら山岳登りです。この辺りはきつくて記憶があいまいです・・・・。

以前のレースではWS(ウォーターステーション)はありませんでしたが、12回大会ではWSが設置されていました。第3エイドから第4エイドまで距離(約19km)あり、厳しい暑さのためWSはありがたかったです。
WSを越えると、ガレバ、じゃり道が続きます。川沿いは涼しさを感じます。
また、登ったり降ったりとトレランらしいコースが続きます。
この辺りは、コーステープが少ない?見当たらず不安になる場面もありました。
この区間には、ドボンポイントもあり、スタッフの方が写真を撮ってくれます。私は、靴が濡れるが苦手、、、、ってことでドボンはスルーしました。
AS4:白鳥温泉下湯

白鳥神社、いよいよここまでやってこれました!暑さが半端ないですが、絶景を堪能しながらゴールを目指すのみです。

このあたりはきつくて、ひたすらゴールを目指すのみ!
ゴール:えびの高原ピクニック広場

なんとか9時間帯でゴール!ありがとうございました!
ゴール後は、豚骨スープ、おにぎりのふるまいがあります。終わった余韻に浸りながら頂きたかったのですが、、、、、
1時間に1本のシャトルバスの時間が迫ってきており、泣く泣くバス停にダッシュ💦残念です。

関係者の皆様、ありがとうございました!
装備の紹介
当日の装備の一部を紹介します。特に、気を使ったのは、行動食、ザック&ウエア、シューズです。
- 行動食
- ザック&ウェア
- シューズ
行動食:好みも重要!エネルギー系とミネラル系
携帯した行動食はこちらです。

エネルギー系は1時間に1本、ミネラル系は90分に1本の予定で準備しました。
- ANDO おしるこの液体のような、甘いドリンク
- メダリスト シロップのような甘さで、ゼリー状で飲みやすい
- オーバブラスト エネルギー補給に特化しているが、甘すぎて賛否あり
- おいエナ さっぱりとしたシロップで飲みやすく、キャップ付きで分けて飲める
- こむれケア (※第2医薬品)
- 塩GEL
- MENU(経口補水液) スティックタイプ。予備も携帯しやすくおすすめ
個人の体質や運動強度によって、最適な摂取量やタイミングは異なります。自身の体調や運動の内容に合わせて、適切なドリンクを選びができるように普段の練習から行動食を試しておくのが正解です。
ザック:収納力と使いやすさが大事!
今回、使用したザックは、『サロモン センスライドプロ5』です。前面のポケットに行動食を収納します。

パンツ:収納力抜群パンツ
使用したパンツは、ノースフェイスの『フライウェイト スピードベリーショーツ』です。
ウエストには、4つポケットがあります。幅広い面で体にフィットするのでジェルやエナジーバーなどの行動食を入れても揺れが気になりません。
今回は、前面に行動食メダリスト、後方にANDOを収納しています。


ウエスト部分の収納はもちろん、裾周りも広くスリットも入っていて足捌きも快適なためロングレースでよく着用しています。
モデル違いですが、『エンデュリストレイルランニングパンツ』も同じウエストのデザインです。参考▼
トレイルランニングシューズ:中距離レースはクッション性を重視
今回使用したシューズは、ホカオネオネの『スピードゴート5』です。


霧えびは、65kmと中距離レースかつ、走らされるレースなので、足の負担も考慮してクッション性の高くグリップ力のあるスピードゴート5を選びました。
【スピードゴート6】参考▼ ※着用しているモデルは5です!
意外と重要!大会前日のスケジュール
朝早いスタートのトレイルランニング大会では、前日の準備が大切です。大会当日に万全の状態でレースに臨めるよう、事前にスケジュールを立てておきます。
- 起床時間に合わせた就寝時間: 大会当日のスタート時間に合わせて、逆算して就寝時間を決める。
- 早めの準備: 当日の慌てるのを防ぐために、前日のうちにできる準備はできるだけ済ませる。
- 柔軟性: 天候や交通状況など、想定外の事態が起こる可能性も考慮し、スケジュールに余裕を持たせておく。
大会前日のスケジュール
私は以下のタイムスケジュールで動きました。

今回はエントリーが遅かったため、大会会場近くの駐車場がとれずシャトルバス移動に。
シャトルバスはAM2:50の1便のみ!旅館を出発時間は、2時30分予定です。
14:00:受付 会場での受付。ゼッケンや参加賞を受け取り。

15:00:旅館チェックイン 宿泊先にチェックインします。


なかなか趣のある旅館でした!フロントでは鹿の剥製がお出迎えしてくれます。
16:00:装備の準備 前日に必要な装備品を整え、忘れ物がないか確認します。

ウェア、行動食はもちろん、ドリンクも粉を入れ、朝は水を入れるだけにしておきます。

早めに準備することで、もし忘れ物があってもリカバリーすることができます。
17:00:夕食 炭水化物を中心としたバランスの取れた食事を摂ります。消化に良いものを選び、暴飲暴食は避けます。近くのうどん屋で夕食。
19:00:風呂・ボディケア 早めに風呂を済ませます。足つり防止にマグネシウムオイルで念入りにマッサージ。前日から経口補水液を飲んで体内のミネラルバランスを意識しました。

20:30:就寝 大会当日の起床時間に合わせて、早めに就寝。
2:00 :起床 テーピング、トイレ、荷物まとめ、チェックアウト(フロントに鍵)
2:30 :出発
誰でも実践できる!完走するためのコツ
霧えびの大会の特徴は、『夏の開催』、『走らされるコース』です。
大会の特徴を踏まえて、完走するためのコツを紹介します。
レース中の5つの心構え
- ペース配分: 周りのペースに惑わされず、自分のペースを保つ。特に前半は抑え気味にする
- 水分・ミネラル補給: 経口補水やミネラルタブレットなどで、水分・ミネラルの補給をする
- 栄養補給: エネルギーバーやジェルなどをこまめに摂取する
- 目標設定: 完走という大きな目標だけでなく、小さな目標をいくつも設定する。タイムスケジュールを作るとモチベーションを維持しやすくなります
- 楽しむ: レースを楽しむことを忘れずに、自分のペースで走りきりましょう
事前に準備できること
当日、最高のコンディションで出走できるように、以下の準備がおすすめです。
- 早めのエントリー: 会場周辺の駐車場や宿泊施設には限りがあります。充分な睡眠を確保するためにも、早めのエントリーがおすすめ!
- 暑さ対策、寒さ対策の両方:山の天気は変わりやすいためウェア、行動食はどちらも調整できるように準備します。
- レインウェアは必須: 標高が高い場所では、平地よりも気温が低くなることがあります。また、山の天気は変わりやすく、急に雨が降ることもあります。
事前にできるトレーニング
- 長距離走: レースと同じくらいの距離を走ってみる
- 坂道トレーニング: 上り坂、下り坂を繰り返し、脚力を強化する
- 筋力トレーニング: 体幹を鍛えることは、バランス感覚を養い、ケガ予防にも繋がる
- 暑さに慣れる:まだ、体が暑さに慣れていない時期の大会なので、大会前に暑さに慣れておくと安心。
おわり
トレイルランニングは、自然の中で自分の体と向き合い、達成感を味わえる素晴らしいスポーツです。完走するためには、日々のトレーニングはもちろん、心の準備も大切です。この記事が、完走の役に立てば幸いです。
この記事で紹介した行動食
【ANDO】
【メダリスト】
【オーバーブラスト】
【おいエナ】
【塩GEL】
【MENU】

最後までお読みいただきありがとうございました!