九州トレイルレース難易度比較|完走率で選ぶ100Kと入門レース

2026 ASO VOLCANO TRAIL 3

この記事はプロモーションを含みます

九州で50km以上を走れるトレイルレースを、距離・累積標高・制限時間・完走率で比べました。

実際に走った4大会(阿蘇・球磨川・霧島えびの・九州脊梁ピストントレイル)の経験を踏まえています。

これから長距離や100Kを目指すランナーの、大会選びの参考になれば嬉しいです。

アシタカ
アシタカ

トレイルレースを選ぶとき、距離だけを見てはいけません。

この記事でわかること
  • 九州のロングトレイルレースの距離・累積標高・制限時間・完走率
  • 難易度の順番は累積標高と制限時間で入れ替わる
  • 初めてのロングと100Kに向く大会
  • 100Kの参加資格をどう満たすか

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九州の主要トレイルレース早見表

どれも各大会の公式サイトに出ているものです。距離と累積標高はおおよその値なので、表では「約」を省いています。

50km台のレース

このグループは、完走率を公表している大会がありませんでした。

【3月】五ケ山・脊振クロストレイル|ダブル

距離累積制限
64km4,400m8時間

参加資格が「同じ大会のシングル32kmを4時間以内で完走」に限られています。64kmを8時間は、この記事で比べた中で飛びぬけて厳しい設定です。

【7月】霧島・えびの高原エクストリームトレイル|ロング

距離累積制限
62km3,400m14時間

参加資格は18歳以上で、完走経験がなくても申し込めます。火山の噴火警戒レベルによって、コースが変わることがあります。

【7月】南阿蘇カルデラトレイル|ロング

距離累積制限
50km記載なし記載なし

公式サイトに「阿蘇ボルケーノトレイルの資格取得レースです」と書かれています。年2回開かれていて、50kmがあるのは夏の大会です。

【8月】九州脊梁ピストントレイル|ロング

距離累積制限
64km3,460m14時間

3つの区間を行って戻ってくる形で、最後の区間が一番登ります。コースが被災地を通るため、復興工事の進み具合で毎年変わります。

【8月】やっちろドラゴントレイル|ソロ

距離累積制限
50km3,200m13時間

坂本町復興支援チームドラゴンが開いています。2026年大会は中止が発表されました。

100K以上のレース

完走率は、公表している大会のものだけ載せました。阿蘇は2026年、球磨川と川辺川は2024年の大会のものです。

【5月】阿蘇ボルケーノトレイル|ロング

距離累積制限完走率
114km5,000m29時間88.7%

参加資格は「100km以上を1回、または50km以上を2回完走」。2026年大会から、A6エイドの場所とコースの一部が変わりました。

【11月】球磨川リバイバルトレイル|球磨川コース

距離累積制限完走率
167km9,400m41時間61.1%

九州でいちばん長いコースです。完走率61.1%は、3人に1人が完走できていない計算になります。2026年大会は中止が発表されました。

【11月】球磨川リバイバルトレイル|川辺川コース

距離累積制限完走率
102km5,800m30時間88.2%

制限時間30時間は、この記事で比べた中でいちばん余裕があります。参加資格は「過去3年で50km以上を1回完走」。2026年大会は中止が発表されました。

距離より累積標高と制限時間で決まる

距離をそろえて見直すと、早見表とは違う順番が出てきます。

登りの密度は「累積標高 ÷ 距離」で見る

累積標高をそのまま比べると、距離の長いレースが必ず上に来ます。1kmあたりに直すと、どれだけ登り続けるかの目安になります。

コース距離1kmあたりの累積標高
五ケ山・脊振クロストレイル ダブル64km68.8m
やっちろドラゴントレイル50km64.0m
球磨川リバイバルトレイル 川辺川コース102km56.9m
球磨川リバイバルトレイル 球磨川コース167km56.3m
霧島・えびの高原エクストリームトレイル62km54.8m
九州脊梁ピストントレイル64km54.1m
阿蘇ボルケーノトレイル114km43.9m

上位2つが50〜64km、下位2つが100km超です。50kmのやっちろドラゴントレイルは、114kmの阿蘇ボルケーノトレイルより1kmあたり1.5倍登ります。

累積標高を見るときは、公式サイトの高低差図も開いてみてください。まとめて登るのか細かく刻むのかできつさが変わってきます。

阿蘇はいちばん緩いのに坂が終わらない

阿蘇ボルケーノトレイルは、1kmあたりの登りが43.9m。ここだけ見れば、いちばん楽なレースに思えます。

ただ、高低差図を見ると、94km地点のA6で標高550mあたりまで下り、ゴールに向けて1,200m近くまで登り返します。前半の登りがどれも400m前後なのに対して、最後の登り返しだけが600m以上あります。

時間の余裕は、完走に必要なペースで見る

キロ何分で進めばゴールできるか、という目安です。

コース距離/制限完走に必要な平均ペース
五ケ山・脊振クロストレイル ダブル64km/8時間7:30/km
九州脊梁ピストントレイル64km/14時間13:08/km
霧島・えびの高原エクストリームトレイル62km/14時間13:33/km
球磨川リバイバルトレイル 球磨川コース167km/41時間14:44/km
阿蘇ボルケーノトレイル114km/29時間15:16/km
やっちろドラゴントレイル50km/13時間15:36/km
球磨川リバイバルトレイル 川辺川コース102km/30時間17:39/km

62kmの霧島えびのが、167kmの球磨川コースより速いペースを求められます。逆に102kmの川辺川コースは17:39/kmで、ほぼ歩きのペースでも間に合います。

実際には、登りと下りで速度はまるで違いますし、エイドでの休憩も、歩いた時間も含まれます。止まっている時間まで全部ひっくるめた平均です。

登りで落ちるぶんは、下りや走りやすい区間で取り返すことになります。エイドでの滞在時間も響くので、走る前にペース配分を決めておくと迷いません。

一番上だけ、桁が違います。五ケ山・脊振クロストレイルのダブルは7:30/kmで、ほかのレースの倍の速さです。参加資格も「同じ大会のシングル32kmを4時間以内で完走した人」に限られています。九州で完走がもっとも難しいレースは、167kmの球磨川コースではなく、この64kmかもしれません。

完走率にコースの手強さが出る

コース距離完走率
阿蘇ボルケーノトレイル114km88.7%(2026年)
球磨川リバイバルトレイル 川辺川コース102km88.2%(2024年)
球磨川リバイバルトレイル 球磨川コース167km61.1%(2024年)

阿蘇は川辺川コースより12km長いのに、完走率はほぼ同じです。1kmあたりの登りが緩いという計算と噛み合います。いっぽうで167kmの球磨川コースだけが61.1%で、3人に1人が完走できていません。

霧島えびのと九州脊梁ピストンは、走ると別物

実際に走って一番驚いたのが、この差でした。

大会が出している値をそろえて並べると、この2本はほとんど同じレースに見えます。

コース公式の累積標高制限時間参加費
霧島・えびの高原エクストリームトレイル約3,400m14時間17,500円
九州脊梁ピストントレイル約3,460m14時間17,000円

参加資格を見ると、その差がはっきりします。霧島えびのは「25km以上の完走経験があるとよい」という書き方です。九州脊梁ピストンは「60km以上を2年以内に完走していること」が条件です。

九州脊梁ピストンは最後の区間が一番きつい

この大会は、五ヶ瀬ハイランドスキー場が起点です。そこから3つの区間を、行って戻ってくる形でまわります。大会名の「ピストン」は、ここから来ています。

区間折り返し地点距離累積標高
1三方山18km1,040m
2小川岳23km960m
3とんがり山23km1,460m

3つのうち、最後の区間がいちばん登ります。1,040m、960mと来て、最後が1,460mです。私が2025年に走ったときも、とんがり山がいちばんこたえました。

この区間3は、ショートコースとまったく同じ道です。つまりロングの最後で、これからスタートするショートの選手とすれ違います。すれ違う選手はみんな疲れきった顔でした。8月の脊梁の暑さが、そのまま表情に出ていました。

アシタカ
アシタカ

開催は8月です。暑さ対策も、距離の対策と同じくらい大事です。

正式名称は「ASO VOLCANO TRAIL」です。私は第1回から毎回走っています。九州で100Kを目指すなら、最初に見てほしい大会です。

阿蘇ボルケーノトレイル|完走率88.7%で登りは緩い

項目ロングショート
距離約114km約32km
累積標高約5,000m約1,200m
制限時間29時間8時間
スタート7:0012:00
定員600名300名
参加費29,000〜39,000円11,000円
エイド6か所2か所
参加資格100km以上を1回、
または50km以上を2回完走
制限なし

開催は例年5月です。2026年大会は5月9日から10日にかけて行われました。

同じ大会でも、年によってまるで違う

毎年走って分かったのは、阿蘇は年ごとに顔が変わるということです。

当日の天気
2023年雨・風・ガスの三重苦
2024年快晴
2025年ガスと強風。前日の雨でぬかるみ
2026年昼は猛暑、夜は冷え込み
アシタカ
アシタカ

装備を決めるとき、「去年と同じ」で考えないでください。阿蘇は毎年違います。

次につながる大会でもある

阿蘇のロングは、UTMB WORLD SERIES QUALIFIERに入っています。Western States Endurance Run 2026の予選大会にもなっています。九州の大会でここまでの扱いを受けているのは、いまのところ阿蘇だけです。

装備の考え方は別記事にまとめています。

7時スタートで29時間のレースです。前の日はもちろん、終わった日も泊まれるようにしておくと体が楽です。

前泊・後泊に使える阿蘇の宿を探す

球磨川リバイバルトレイル|川辺川102kmと球磨川167km

熊本県の五木村から八代市までを走る大会です。川辺川コース(約102km)と球磨川コース(約167km)の2つがあります。私は川辺川コースを2回走りました。

項目川辺川コース球磨川コース
距離約102km約167km
累積標高約5,800m約9,400m
制限時間30時間00分41時間00分
関門3か所6か所
スタート12:005:00
定員250名250名
参加費31,000円42,000円
ITRAポイント46
参加資格過去3年で50km以上を1回完走過去3年で100km以上を1回、
または50km以上を2回完走

ITRAポイントとは、国際トレイルランニング協会(ITRA)が認定したレースに、距離と累積標高から付けられる0〜6の点数です。そのレースを完走すると、ランナーはその点数を受け取れます。

2026年大会は中止になりました

2026年の第5回大会は、地震のため中止が決まりました。2027年に開かれるかどうかは、2026年9月の時点で分かりません。

完走だけを考えるなら、時間に余裕がある

川辺川コースは、完走に必要なペースが17:39/kmです。この記事で比べた中でいちばん緩く、ほぼ歩きのペースになります。累積標高は5,800mもありますが、制限時間が30時間あるので、歩く時間を取れます。

ただし条件付きです。私が走った2024年は、11月なのに気温が20℃近くありました。雪が降るような日なら、難しさはまったく変わります。

走ってみて分かったポイント

スタートからW4(宇那川林道・22km地点)までは、歩いたほうがいいと感じました。よほど走力に自信がある人は別です。ここで脚を使うと、後半が苦しくなります。

いちばんこたえたのは、A5(67km地点)からA6(86km地点)です。山をひとつ越えたあとに、7kmほどの舗装路が待っています。真っ暗な中を走りながら、正直なところ泣きそうでした。

補給で気をつけたいのが、水だけのエイドです。ここには食べ物がほとんどありません。時間がかかる人ほど、自分で持つ量が増えます。

預け荷物を受け取れるのが、A4(31km地点)とかなり前半です。着替えや補給食を預ける人は、ここを知っておきたいところです。

川辺川コースは12時スタートで30時間。日をまたぐレースなので、前の日と終わった日の両方で泊まれるようにしておくと安心です。

球磨川コース167kmについて

この167kmは、私はまだ走っていません。

完走率61.1%(2024年)、ITRAポイント6、マウンテンレベル7。3人に1人が完走できないレースです。

霧島えびの|62kmで入口がいちばん広い

宮崎県えびの市で開かれる大会です。地元では「霧えび」と呼ばれています。私は第11回・第12回・第14回に走りました。

項目ロングショート
距離約62km約34km
累積標高約3,400m約1,700m
制限時間14時間8時間
スタート5:00記載なし
参加費17,500円11,500円
ITRA
ポイント
3
参加資格18歳以上。
25km以上の完走経験を強く奨励
18歳以上

開催は例年7月です。2026年は7月19日に行われました。

参加資格がもっともやさしい

この記事で比べた50km以上のレースの中で、参加資格がいちばん広いのが霧島えびのです。完走経験は「あるとよい」という書き方で、なくても申し込めます。九州で最初のロングを走るなら、まずここが候補になります。

ただし完走に必要なペースは13:33/kmです。五ケ山・脊振クロストレイルのダブルを別にすれば、この記事の中では速いほうに入ります。入口は広いけれど、走力は問われます。

私が第14回で実際に走ったのは、前半が約8:45/km、後半が約10:35/km。後半に2割落ちても、制限時間にはまだ余裕がありました。

走らされるレース

走ってみると、なぜそうなるのかが分かります。コースの多くが林道とじゃり道の下りです。岩場やロープ場のような難しいところは、ほとんどありません。技術ではなく、走る力と体力がそのまま結果に出るコースです。

下りが気持ちよく走れてしまうのが、このレースの罠です。私は第14回で、30km過ぎの下りを平均5:20/kmで駆け下りました。その結果、後半に脚が残りませんでした。

第2エイドの先には、日本一と言われる枕木階段があります。第3エイドから第4エイドまでは約19kmと長く、ここが暑さとの勝負です。第12回からは、その間に水だけのエイドができました。

アシタカ
アシタカ

気持ちよく飛ばせる下りほど注意してください。前半の貯金は、そのまま後半の借金になります。

コースが毎年変わる大会でもある

霧島えびのは、火山の噴火警戒レベルによってコースが変わることがあります。公式サイトのお知らせを見ると、硫黄山の警戒レベルが上がったときのコース変更が何度も出ています。新燃岳への対応も告知されています。

実際、公式の発表も毎年変わっています。

開催ロングの距離累積標高
第12回2024年7月21日約65.5km約3,059m
第13回2025年7月20日約63km約3,059m
第14回2026年7月19日約62km約3,400m

距離は3年で少しずつ短くなりました。累積標高は第14回で341m増えています。私も第12回と第14回を走り比べて、トレイルの割合が増えたと感じました。

昔のレポートを読むときは、何回大会のものかを確かめてください。同じ大会名でも、走る中身が変わっています。

宿と駐車場は争奪戦になる

スタートがAM5:00で、シャトルバスはAM2:50の1便しかありません。20時に寝ても、眠れるのは数時間です。

会場の近くには、宿も駐車場もあまりありません。エントリーと同時に宿を取るのが正解です。私は第12回のとき申し込みが遅れて駐車場が取れず、深夜のバスで向かうことになりました。

スタート地点に近いえびの高原の宿を探す

九州で50km以上を走れるレース|開催月

ここまで詳しく書いた3大会のほかにも、九州には50km以上のレースがあります。細かいルールは公式サイトが正確なので、ここでは全体だけ並べます。

大会開催月/県最長距離主催
KUSENBU QUEST 501月
福岡
50km記載なし
五ケ山・脊振クロストレイル3月
福岡
64km(ダブル)ユニバーサルフィールド
九州脊梁トレイルジャーニー5月
熊本
164km(4日間)記載なし
阿蘇ボルケーノトレイル5月
熊本
114kmLocal Gain
霧島・えびの高原エクストリームトレイル7月
宮崎
約62kmユニバーサルフィールド
南阿蘇カルデラトレイル(SUMMER)7月
熊本
50km南阿蘇カルデラトレイル実行委員会
九州脊梁ピストントレイル8月
宮崎
熊本
約64kmユニバーサルフィールド
やっちろドラゴントレイル8月
熊本
50km坂本町復興支援チームドラゴン
冠岳10010月
鹿児島
168kmユニバーサルフィールド
球磨川リバイバルトレイル11月
熊本
167kmLocal Gain

※距離・累積標高・制限時間・参加費は、年によって変わります。申し込む前に公式サイトで確かめてください。 ※冠岳100は、公式サイトのお知らせが2024年10月で止まっています。2025年以降に開かれたかどうか、確認できませんでした(2026年9月時点)。

2026年は、2つの大会が中止になっています

大会予定されていた日中止の発表
やっちろドラゴントレイル2026年8月29日2026年8月5日
球磨川リバイバルトレイル2026年11月14〜15日2026年8月10日

主催によって、大会の性格が違う

九州のトレイルレースを開いているのは、主に次の団体です。走ってみると、それぞれ雰囲気が違います。

Local Gainは参加費が高めです。そのぶんエイドとサポートがしっかりしています。阿蘇ボルケーノトレイルや球磨川リバイバルトレイルが、この団体です。

ユニバーサルフィールドは、アットホームな大会が多く、参加費が抑えられています。そのぶん参加賞やエイドは、あまり手厚くありません。霧島えびのや九州脊梁ピストンが、この団体です。

サポートが手厚いほうがいいならLocal Gain、費用を抑えて距離を踏みたいならユニバーサルフィールド。どちらが良い悪いではなく、選び方の軸として見てください。

差がいちばんはっきり出るのは100km級です。阿蘇のロング114kmが29,000〜39,000円、川辺川コース102kmが31,000円。ユニバーサルフィールドの大会は、これよりかなり安く設定されています。50〜60km級になると値段が近づくので、距離によって差の出方が変わります。

坂本町復興支援チームドラゴンのように、地元の人たちが運営している大会もあります。コースの整備を自分たちの手でしている団体です。

エントリー開始は大会ごとに分かれている

九州のロングレースは、申し込みの時期が重なっていません。

大会開催エントリー開始
阿蘇ボルケーノトレイル例年5月例年12月中旬
霧島・えびの高原例年7月例年3月上旬
球磨川リバイバルトレイル例年11月例年5月中旬

九州で100Kを目指すなら、申し込みの山は12月・3月・5月の3回です。この記事を読んだ時期によって、次に申し込める大会が変わります。

※確定日は毎年変わります。各大会の公式サイトで確かめてください。

まとめ|最初の1本は霧島えびの、最初の100Kは阿蘇

目標別の選び方を並べます。

九州で最初のロングを走りたいなら

霧島・えびの高原エクストリームトレイル(ロング62km)をおすすめします。

参加資格は18歳以上で、完走経験がなくても申し込めます。この記事で比べた中で、いちばん入口が広い大会です。参加費も17,500円と安いほうです。

完走に必要なペースは13:33/kmで、50km台の中では速いほうです。「走らされるレース」だという点は覚えておいてください。

九州で最初の100Kを走りたいなら

阿蘇ボルケーノトレイル(ロング114km)をおすすめします。

理由は4つあります。

  • 1kmあたりの登りが、この記事で比べた中でいちばん緩い
  • 114kmと長いのに完走率88.7%で、102kmの川辺川コース(88.2%)とほぼ同じ
  • UTMB WORLD SERIES QUALIFIERとWestern States予選を兼ねていて、次の目標につながる
  • エントリーが12月中旬で、いちばん近い

参加資格は、こうやって満たす

阿蘇ロングの参加資格は「100km以上を1回、または50km以上を2回完走」です。100kmを走ったことがない人には、ここが最初の壁になります。

その壁を越える道も、九州の中にあります。

南阿蘇カルデラトレイルのロング50kmは、公式サイトに「阿蘇ボルケーノトレイルの資格取得レースです」と書かれています。参加資格は高校生以上で、過去2年以内に30km以上のトレイルを完走していることです。アジアトレイルマスターのメンバーシップレースにもなっています。

順番にすると、こうなります。

  • 霧島えびの62km(7月) ではじめてのロングを完走する
  • 南阿蘇カルデラトレイル ロング50km(7月) でもう1本
  • 50km以上を2回完走 → 阿蘇ロングの参加資格を満たす
  • 阿蘇ボルケーノトレイル 114km(5月・エントリーは12月) で最初の100Kへ

その先へ

100Kを完走したら、次は球磨川コース167kmが見えてきます。ITRAポイント6、マウンテンレベル7、完走率61.1%。九州でいちばん厳しいレースです。

2026年大会は中止となり、2027年に開かれるかどうかは2026年9月の時点で分かりませんが、大会が戻ってきたときのために、脚を作っておきたいところです。

アシタカ
アシタカ

ここまで並べてきましたが、あくまで目安です。同じ大会でも、年によってまるで違う顔を見せます。迷ったら、まず1本走ってみてください。

装備をどうそろえるかは、こちらにまとめています▼

100K・100マイル冒険 100K・100マイルの装備|12Lザックと2灯のライト

各大会の公式サイト

大会のルールは年によって変わります。申し込む前に、必ず公式サイトで最新の情報を確かめてください。リンクは開催月の順に並べています。

大会公式サイト
【1月】KUSENBU QUEST 50公式サイトを確認できませんでした(2026年9月時点)
【3月】五ケ山・脊振クロストレイルhttps://universal-field.com/event/gsct/
【5月】阿蘇ボルケーノトレイルhttps://aso-field-run.jp/volcano/
【5月】九州脊梁トレイルジャーニーhttps://sekiryo-journey.com/
【7月】霧島・えびの高原エクストリームトレイルhttps://universal-field.com/event/kirishima-ebino-extr/
【7月】南阿蘇カルデラトレイルhttps://local-gain.com/minamiaso_trail/
【8月】九州脊梁ピストントレイルhttps://universal-field.com/event/sekiryo-piston-trail/
【8月】やっちろドラゴントレイルhttps://local-gain.com/event/dragon/
【10月】冠岳100https://universal-field.com/event/kanmuri100/
【11月】球磨川リバイバルトレイルhttps://kumagawa-trail.jp/